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中日・谷繁監督“電撃解任”の裏 カギは落合GMの処遇

東スポWeb 8月10日(水)18時52分配信

 中日に激震だ。9日、谷繁元信監督(45)がナゴヤドーム内で会見し、チーム低迷の責任を取り休養することになった。球団フロントからの通達によるもので、事実上の解任劇。監督代行には森繁和ヘッドコーチ(61)が就任し、9日のヤクルト戦から指揮を執った。まさに電撃人事となったが、谷繁監督と犬猿の仲の落合博満GM(62)の処遇はどうなるのか。さらには次期監督は…。竜の裏側に迫った。

 谷繁監督は佐伯守備コーチとともに9日の午前中に球団フロントから名古屋市内のホテルに呼び出され、休養を告げられた。球団によると、佐々木球団社長と西山球団代表が話し合いを重ねて決断。この日朝に白井オーナーに報告し、その後、監督に伝えたという。

 午後3時からナゴヤドーム内で行われた緊急会見。スーツ姿で現れた谷繁監督は「今のシステムで言うと与えられた戦力でベストを尽くす。そこに関しては結果が出せなかったという責任がある。こういう形で去るのは寂しさも悔しさもあるが、勝負の世界では仕方ない」と話した。

 同席した佐々木社長は「チームは苦戦を強いられている。けじめをつけてもらうべく休養をお願いした」と説明。理由については「ファン目線です。後半戦に入ってファンからの強烈なメッセージが毎日寄せられてファンの忍耐もこれが限界かなと思わざるを得なかった」。最近、球団には「監督を辞めさせろ!」との苦情や抗議の電話が殺到していたという。

 原因の一つと考えられるのは7月23日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)のあの“事件”。延長10回、1―3での敗戦後、ヤジにブチ切れた平田がファンと怒鳴り合ったのだ。それ以降、ナゴヤドームの観客は夏休み中にもかかわらず、3万人に届かなくなった。

 この観客数の激減が白井オーナーの監督不信を増幅させたようだ。関係者は「オーナーは『このまま放っておいたらどこまでいくか分からん。何の手も打たずにビリで終わるのはみっともないし、もう谷繁君ではダメだ』と漏らしていたようです」と明かす。

 舞台裏では白井オーナーと落合GMが会談したという。関係者は「オーナーは、GMの意見を聞いて決めたと明言している上に、低迷の責任は編成面じゃないとまで言い切ってるようだしね。監督だけに責任を押しつけるやり方はいかがなものか。落合GMは球団内でもほとんど何も仕事をしていないとやゆされているのに…」とため息だ。

 谷繁監督は2014年から捕手兼任で指揮を執り、1年目が4位、2年目の15年は5位。昨季で現役を引退し、今季は監督専任。球団創設80周年で白井オーナーからは優勝を厳命されたが、同時に落合GMとの暗闘も激しくなった。当初は蜜月だったが昨年、チーム構成上の考えの相違などで対立。そのまま今季に突入した。チーム関係者によると、1月のスタッフ会議以来、指揮官とGMは会話していないという。そんな異常な状況下でチームは低迷し、ついには指揮官休養となった。

 当然、谷繁監督だけの問題か、との疑問も出てくる。会見で落合GMの責任問題を聞かれた佐々木社長は「どう言ったらいいのか…。(責任は)GMだけではございませんが、時間とともに責任(の所在)を追っていく」「編成上の責任と言われましてもGMにすべて任せているわけじゃないので」とのらりくらり。さらには「落合GMには一切連絡を取っていません。監督人事についてはオーナー、私、西山代表で決めていく方針の下に今回の措置となった」とも強調した。

 しかし、額面通りに受け取れない。谷繁監督とともに休養を言い渡された佐伯コーチは昨オフ、落合GMが一度は解雇に動いた。それだけに球団関係者は「GMに何の相談もなく監督人事を決めたなんてことはないと思う。谷繁監督を推薦して最低4年はやってもらうと言っていたのはGMだし、小笠原二軍監督を据えて一軍監督へのレールを敷いたのもGM。森監督代行から来季は小笠原二軍監督が昇格する手はずだろう」という。

 一方、球団内にはこんな声もある。「来年1月で契約が切れる落合GMの残留も絶対とは言えない。評価を下げたのは谷繁監督だけでなく、落合GMも同じだ。2人とも、の可能性は消えていない。その場合の監督は小笠原ではなく(昨季引退した)山本昌になるんじゃないか、との噂もある」(別の関係者)

 世の中がリオ五輪で盛り上がる中、発表された事実上の解任劇。中日・落合GM体制が、さらに強固になるということなのか、それとも、まだひと波乱あるのか。谷繁監督は落合GMについて問われると「特にないです」と話したが…。

最終更新:8月10日(水)18時52分

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