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テレ東アナ唯一の“登竜門”、『モヤさま』狩野アナ後任アシスタントの座は?

オリコン 8月12日(金)8時40分配信

 去る7月24日の夕暮れ、日本にざわめきが起こった――。テレビ東京の人気バラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず2』(毎週日曜 夜6時30分~)で、3年半にわたり2代目アシスタントを務めた同局の狩野恵里アナウンサーが9月いっぱいで番組を卒業することを発表したのだ。『モヤさま』のアシスタントといえば、今やテレ東の看板アナとなった大江麻理子が初代アシスタントを務め、狩野アナも同番組の出演を機に一躍人気アナへと成長するなど、テレ東アナにとっては“登竜門”的な存在。狩野アナに続き、誰がその座を手に入れるのか? 視聴者はもちろん、当事者である同局のアナウンサー勢もさぞかしザワついていることだろう。そこで、番組のこれまでを振り返りながら、そのポストにふさわしいアナを勝手に予想してみた。

【写真】すっかり垢抜けた狩野アナの脚線美

◆ユルいからこそ求められる“適応力”と際立つ“キャラクター性”

 07年にスタートした、『モヤさま』のキャッチフレーズは“世界一ドイヒーな番組”。お笑いコンビ・さまぁ~ずとアシスタントアナウンサーが街のマイナーなスポットを巡り、偶然出会ったユニークな人をイジってみたり、目に入ったガチャガチャの前で突然“景品対決”が始まったり、駄菓子屋さんで購入したおもちゃで遊びだしたり…と、つまりは自由気ままな“ユルさ”が人気を博す紀行バラエティだ。音声合成ソフト「Voice Text SHOW」による音声=ショウ君の脱力系ナレーションも人気。だが、この番組を成立させる上でもっとも重要なファクターとなっているのはやはり、さまぁ~ずとアシスタントアナの“絡み”の面白さだろう。

 初代の大江アナの場合、中学生男子が必死に女子のスカートの中を覗こうとするような、三村マサカズによる“セクハラ”が人気に。ある時はお箸売り場にあったポップ「太くて堅い男の箸」を声に出して読ませ、三村の指にトゲが刺さった時には、対処してもらっている際の三村の言葉「大江に抜いてもらう」がネットで話題になった。別の番組では毅然とアナウンサー業を務める彼女のこのギャップが視聴者のハートをつかみ、毎年恒例の『好きな女子アナランキング』(オリコン調べ)でもTOP10入り常連の人気アナへと成長した。

 狩野アナも同様。初対面から「38歳?」「子どもがいるの?」などと三村にイジられ、それ以来「38歳子持ち顔」の紹介が定番に。ロケの食事ではなぜか丼ものを好み、見事なお尻のフォルムから“ケツのキン肉マン”の愛称も。帰国子女らしい自分をしっかりと持った言動が特長で、これにさまぁ~ずの2人がちょっとイラついてツッコミを入れる光景もお馴染みに。番組をきっかけに人気が上昇し、「(やっと)街で声をかけられるようになった」と彼女自身もその変化を感じているようだ。

◆最有力はバラエティ経験豊富な中堅アナ? 純真無垢な新人アナ? それとも…

 番組の性質上、アシスタントに求められるのは適応力。その面で考えるとコアな人気を集めるバラエティ『ゴッドタン』で個性豊かな出演陣に“しごかれてきた”松丸友紀アナや、現在は『ワールドビジネスサテライト』など社会派番組を担当しつつも、バラエティ経験も個性も豊かな相内優香アナなどはかなり有力。脂の乗った中堅アナには、その場のノリではしゃぐ、さまぁ~ずの2人を不安なく任せることができそうだ。

 中堅どころでは07年入社で、「おぎやはぎが“かわいい”と太鼓判を押す繁田美貴アナにも注目です」と語るのは某芸能ライター。「彼女が出演していた『田勢康弘の週刊ニュース新書』では、彼女が両手の平を開いて話しているところへやって来た番組の看板猫・にゃーにゃをそのまま受け入れる動画がネットで話題となりましたし、32歳の新妻なので、三村の“セクハラ”もまた違った“色”を見せそう。大竹一樹が愛のあるドSな扱いを全開にできるような天然さもあって、この天然を先輩の松丸アナは『分け隔てなくぶりっ子なのでいい子』と表現(笑)。誰もが楽しくいじれそうな繁田アナのキャラは同番組に合っているかもしれません」(同)

 アラフィフのおじさん2人とアシスタントを除き、テレビに映るのはほぼ一般人。それで日曜のゴールデンプライム枠を支えるとなると、「スキルのほかに“話題性”も必要だと思います」と同氏。その観点から考えると、元モーニング娘。のメンバーで豊富な経験とビジュアルの良さを合わせ持つ紺野あさ美アナや、姉はフジテレビの秋元優里で姉妹揃って“美人アナ”と言われる秋元玲奈アナが押される可能性もありそうだという。

 番組がスタートして来年で丸10年。“新鮮さ”を保つという意味では、意外なところでアナウンス部課長を務める独身アラフォーの森本智子アナ、経験豊富な46歳で既婚者でもある佐々木明子アナなどベテラン勢を起用することも考えられる。これまではアシスタントをイジることに喜びを見出していたさまぁ~ずが、まったくコントロールできず、時に叱られて中学生男子のように背筋を正す…なんていうこともあるかもしれない。また、あえて若手を投入するという案も鮮度を保つのに有効。「番組での話題のなり方を見ると、あまり色がついていないアナが好まれる傾向にあるようにも感じるので、今年入社したばかりの片渕茜アナや西野志海アナも大穴としてありえるでしょう」(同)。

 アニメや旅行、経済番組のほか、深夜ドラマや異色バラエティなど、低予算を逆手に取った“独自色”のある番組作りが魅力のテレ東だが、コンテンツ力の強みを持ちながらも、アナウンサーが日の目を見る番組は他局に比べて少なく、その中で『モヤさま』は同局におけるアナウンサーの“唯一の登竜門”と言っても過言ではないだろう。果たして誰がその座を手にするのか? 想像を巡らせながら、発表のその日まで“モヤッ”として過ごすのも楽しそうだ。

(文:衣輪晋一)

最終更新:8月12日(金)8時40分

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