ここから本文です

徳南堅太、年賀状に書いた目標 五輪フェンシング男子サーブル

福井新聞ONLINE 8月10日(水)17時45分配信

 小さな池田町から五輪の大舞台へ―。リオデジャネイロ五輪フェンシング男子サーブルで福井県池田町出身の徳南堅太選手(28)が、11日午前1時45分(日本時間)からの1回戦に臨む。地元では、母校の小学校(廃校)を改築した合宿施設「農村de合宿キャンプセンター」でパブリックビューイングを開催。人口約2800人の町が生んだ初の五輪選手に熱いエールを送る。

 同級生が11人だったという池田第三小時代の徳南選手は、運動会で応援団長を務めるなど、周囲を楽しませるムードメーカーだった。担任だった山本真由美さん(58)は、現在校長を務めている池田小の朝礼で「みんなと同じ池田の子が目標に向け努力を続けて夢をかなえた」と、子どもたちに語りかけた。

 池田中では剣道部に所属。指導した和田真吾さん(39)=現武生二中教諭=は「人一倍の吸収力があり、何事にも全力だった」と振り返る。徳南選手は年賀状に、その時々の目標を書いてきた。「剣道二段をとり中学を卒業したい」「(フェンシングで)来年はインターハイに出ます」「ナショナルチームを目指してがんばっています」。すべて実現した。五輪出場決定前の今年の年賀状には「何が何でもオリンピックに出ます」。和田さんは「決めたらやるのがすごい。気持ちの強さの表れ」と笑顔を浮かべる。

 一番近くで見守ってきた父の博文さん(60)は、フェンシングを始めてからすべての試合を記録につけてきた。1回戦の相手は世界ランキング5位と、75位の徳南選手と比べ格上の選手だが、「(五輪出場を懸けた試合など)大事な試合は全部、勝利をつかみとってきた。番狂わせを期待している」。博文さんは、6月に開かれた壮行会で町民らが寄せ書きしてくれた国旗を持ちブラジルに入った。「はばたけ三小っ子」「リオの星になれ」―。古里からのメッセージは、遠い異国の大舞台で力強く背中を押すはずだ。

福井新聞社

最終更新:8月10日(水)17時45分

福井新聞ONLINE