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30分先のゲリラ豪雨を予測する手法を理研が開発

ニュースイッチ 8月10日(水)8時29分配信

解像度100メートル、30秒ごと更新

 理化学研究所計算科学研究機構データ同化研究チームの三好建正チームリーダーらは、30分後までのゲリラ豪雨を予測する手法を開発した。スーパーコンピューター「京(けい)」と、フェーズドアレイ気象レーダーから得られるデータを組み合わせることで、解像度100メートルで30秒ごとに新しい観測データを取り込んで更新する天気予報シミュレーションを実現。実際のゲリラ豪雨の動きを詳細に再現することに成功した。

 スーパーコンピューターを使った天気予報シミュレーションは一般的に、1キロメートルより粗い解像度で1時間ごとに新しい観測データを取り込んで更新する。しかし、ゲリラ豪雨の場合、数分の間に積乱雲が急激に発生・発達するため、1時間の更新間隔では予測が困難だった。

 また、1キロメートルより粗い解像度では、ゲリラ豪雨を引き起こす積乱雲を十分に解像できなかった。超高速かつ超高精細な天気予報につながる可能性がある。

 情報通信研究機構、大阪大学などとの共同研究。成果は、今月下旬に米科学誌ブリティン・オブ・ザ・アメリカン・メテオロジカル・ソサエティーに掲載される。

最終更新:8月10日(水)8時29分

ニュースイッチ