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あすは「山の日」 山盛りに商機! 盆休み初日狙いメガ弁当も登場 百貨店

日本農業新聞 8月10日(水)12時30分配信

 今年から新たな祝日として制定された11日の「山の日」に合わせて、“山盛り”の農産物や食品を売り込む動きが広がっている。JA直売所では野菜の詰め放題を実施。百貨店では盆休みを見据えて山盛りの青果物や牛丼を用意、お得感を演出する。新たな商戦のヤマは当たるのか――。

 11日に全館でイベントを開くのは、小田急百貨店新宿店(東京都新宿区)。盆休みに合わせ、青果物を扱う「九州屋」はブドウ「巨峰」やミニトマト、エダマメなどの山盛り販売を企画する。ブドウ2房1000円、トマトとエダマメは500グラム500円と、通常より1.5~2倍の容量でお得感を強調。平台にミニトマトとエダマメを山積みにして、見た目でも売り込む作戦だ。売り場担当者は「今年は、山の日から休む人が多いはず。祖父母から孫までの3世帯消費に期待したい」と見込む。

 大丸東京店(東京都千代田区)は、16日まで全館を山に見立てた「山の日フェア」を展開中。新幹線が発着するJR東京駅に隣接しているため、夏休みの帰省客や旅行に向かう親子連れに食品や服などを売り込む。

 「えびすDaikoku」(東京都大田区)は、通常の倍の牛肉100グラムを使った「メガ牛すき重」(1300円)で勝負する。米は北海道産「ななつぼし」を1.5倍の300グラム使い、上に牛肉と煮卵を載せたボリュームたっぷりの弁当だ。「30、40代の若い人や、年配の夫婦から人気」(同店)という。

 3日の発売初日は10個全て完売、「来店が増える11日に向けて個数を増やすことも考えたい」(同)としている。

麓の街 魅力訴え、詰め放題 直売所が企画 神奈川・JAはだの

 神奈川県秦野市のJAはだの農産物直売所「はだのじばさんず」は山の日の11日、山盛りに用意した地場産野菜の詰め放題を企画する。対象はニンジン、ジャガイモ、タマネギで、価格は各1袋300円。各100キロ用意し、なくなり次第終了となる。

 同市は、北部に「神奈川の屋根」と呼ばれる丹沢表尾根が連なり、年間を通じて多くの登山客が訪れる。そこで市は、山の日を「市の魅力をPRするのに絶好の機会」(広報課)と捉え、親子ハイキングや丹沢の山々をテーマにした映画を上映するなど、多彩なイベントを企画する。

 JA直売所の詰め放題もその一環で、安居院賢治店長は「山の日をきっかけに、秦野の野菜のおいしさを多くの人に伝えたい」と意気込む。

 賛同した60店舗以上の飲食店なども「山盛りそば」や「ジャンボパフェ」などの商品を展開、官民一体となって山の日を盛り上げる。

日本農業新聞

最終更新:8月10日(水)12時30分

日本農業新聞