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ヒップホップ×時代劇=ブロードウェイ熱狂!トニー賞総なめ「ハミルトン」のすごさ

dmenu映画 8/10(水) 21:00配信

ジョージ・ワシントンは知っていても、アレクサンダー・ハミルトンと聞いて、誰だかピンとくる日本人は多くないはず。ハミルトンはアメリカ合衆国建国の父の一人で初代財務長官だった人物。独立戦争時にはワシントンの副官を務めた。10ドル紙幣の肖像画の人といえば、わかりやすいかもしれない。その生涯を描いたミュージカルが現在、ブロードウェイでメガトン級のヒットを続けている。「ハミルトン(原題:Hamilton)」の一体何がすごいのか?

半年先まで完売状態。ブロードウェイ史上、最も入手困難なチケット

「ハミルトン」は2015年1月20日、オフ・ブロードウェイの小劇場で幕を開けた。その直後から批評家や業界関係者が大絶賛し、あっという間に予定されていた全公演のチケットが売り切れに。2度も上演期間が延長されるなど、ブロードウェイ進出前から翌年のトニー賞の本命と噂されるようになった。そして同年7月、ブロードウェイの劇場で開幕すると、人気、評価ともにうなぎ上り状態に。辛辣で知られるニューヨーク・タイムズ紙の批評家さえも「家を担保に入れてもチケットを入手して観るべき」という絶賛ぶり。以降、チケットは数カ月先まで完売が続いており、本作の生みの親、リン=マニュエル・ミランダが出演するラストの回には、なんと1席約1万ドルの高値がついたとも。今や「ハミルトン」を見たことがステータス、一大事件と言われるほどだ。

映画の舞台化が席巻するブロードウェイで完全オリジナル。しかもクリエイターは一人の天才!

近年、ブロードウェイでは映画原作のミュージカルが急増。製作費が高騰している昨今、プロデューサーたちが、より当たる可能性が高い企画を求めて、ヒット映画に注目していることが理由の一つだ。そんな中にあって「ハミルトン」は完全なるオリジナル作品で、原案・脚本・作詞・作曲すべてを36歳のリン=マニュエル・ミランダが担当。さらにオリジナルキャストとして主演もこなす多才ぶり。NY出身、ハミルトンと同じプエルトリコにルーツを持つ彼は、ラテン系移民の日常を描いた「イン・ザ・ハイツ」で、2008年のトニー賞作品賞を含む4部門を受賞した若き天才でもある。「ハミルトン」ではトニー賞史上最多16部門のノミネート中、作品賞ほか11部門を制覇。その授賞式で、本作に感銘を受けたオバマ大統領夫妻からお祝いの映像メッセージが流れたことも異例だった。「ハミルトン」はもはや社会現象でもあるのだ。

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最終更新:8/10(水) 21:00

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