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これぞ「ベストカングー」!/ルノー 新型 カングー ゼン 1.2ターボ EDC 試乗レポート

オートックワン 8月10日(水)16時24分配信

ルノー・ジャポンの販売を支える重要な稼ぎ頭「カングー」、その人気の理由とは

ルノー カングーのデビューは1997年、来年で20周年を迎える。日本には2002年に導入され、2007年に現行モデルとなる2代目にフルモデルチェンジ。初代に比べ大きくサイズアップしたものの、ルノー・ジャポンの心配とは裏腹に販売台数はアップ、2009年にはルノー・ジャポンの年間販売台数の約6割を販売している。それ以降も人気は留まることがなく、ここ数年は年間1500台前後の販売を維持しており、ルノー・ジャポンの最量販モデルとなっている。

旧態化したパワートレインを一新した新生「カングー」[画像40枚]

日本のミニバンにはない個性と魅力が溢れる1台

カングーはなぜ、ここまで人気なのか?

日本のミニバンとは違い、押し出しや力強さではなく、ゆるキャラ的な温かみとカジュアルで遊び心のある個性的な「デザイン」、豪華さとは無縁だが機能的で使い勝手に優れた「ユーティリティ」、ボディサイズの割に広くて開放的な「室内空間」、大容量の「ラゲッジスペース」などが高く評価されている。またミニバンは一般的には、クルマ好きからは「我慢のクルマ」と言われることが多いが、カングーは逆。むしろライフスタイルを豊かにしてくれる「遊びの空間」と言ったコンセプトがウケているのだと思っている。

ちなみにカングーの話をすると「商用車ベースにも関わらず」と言われるがそれは間違い。初代は「クリオ(ルーテシア)」、現行モデルとなる2代目はミニバン「セニック」がベースだ。

カングー唯一にして最大の難点・・・旧態化したパワートレインを一新

現行型の2代目カングーは2010年に日本に導入されたが、2013年にフロント周りを一新させるマイナーチェンジを実施。2014年1.2リッター直噴ターボモデルの追加、本国でのフリート販売のメリットを活かす、日本独自展開のスペシャルボディカラー限定車のリリースなど、着実に進化・熟成を行なってきた。

ただ、一つだけどうしても気になることがあった。最新のダウンサイジングターボである1.2リッター直噴ターボはMTモデルのみの設定で、日本のユーザーが最も必要としている2ペダルモデルは、旧態化した1.6リッターNA(ノンターボ)と4速ATのみの設定だった事である。

昔からフランス車に乗っている人であれば、「少ない馬力を目いっぱい使って走るのがフランス流」、「こんなもんでしょ」と言うかもしれないが、日本車から乗り換えた人などは、絶対的な動力性能はもちろん、フィーリングや静粛性、燃費などは、現在のレベルで言えば“必要最小限”と言わざるを得なかったのも事実だ。

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最終更新:8月10日(水)16時24分

オートックワン