ここから本文です

「山の日」は、なぜ8月11日なのか? 当初は12日とする案が有力だった

日刊工業新聞電子版 8/10(水) 15:59配信

二十四節気では「立秋」

 8月のカレンダーを見て違和感を覚えた人もいるだろう。今年から11日が赤字で印刷されている。祝日「山の日」に制定されたためだ。でも「なぜ11日なのか?」という疑問が残る。

 山開きが行われるのは6月1日または7月1日。だが「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という「山の日」の目的に従えば、夏山シーズン真っ盛りの8月11日の方がふさわしいといえる。

 この日は旧盆休みに近いため、連休にしやすいことも利点。当初は12日とする案が有力だった。しかし8月12日は史上最大の航空機事故が起きた日。しかも御巣鷹山に墜落したことから、祝日にするのはふさわしくないとの判断から変更された。

 11日は暦の上では秋。二十四節気では「立秋」に属する。さらに七十二候では「涼風至」に当たり、涼しい風が吹き始める頃とされる。地球温暖化の影響もあって、季節感は実際の気候とかけ離れたものになりつつあるが、風情あふれる言葉は大切にしたい。

 8月に国民の祝日が制定され、祝日がないのは6月だけになった。次は6月に制定されるのか。だが、大事なのは主体的に休暇を取得して有効に過ごすことだ。国から与えられないと休めないのはいかがなものか。

最終更新:8/10(水) 15:59

日刊工業新聞電子版

なぜ今? 首相主導の働き方改革