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ホンダF1が後半戦から投入予定の次なる“タマ”は準備ができた!どうなるF1戦線

オートックワン 8月10日(水)19時31分配信

F1GPは、7月31日の第12戦ドイツGPで夏休みに突入した。今シーズンのF1GPは、世界各国を巡って21戦が行なわれている。一時は、「年間16戦が限界」といわれていたが、いつのまにやらズルズルと増えて、今年は過去最大の開催数になった。

2016 F1GP写真で振り返る(画像11枚)

レース数が増えた理由は、コストカットのためにテストが禁止されたことも関係している。チームにしてみれば、レースと同じく本拠地からテスト会場に移動して行なうわけで、費用もチーム関係者の体力も同じだけ消費する。つまり、テストもレースも1回は1回、テストは出費になるだけだが、レースならテレビ放映権料が入る。実戦レースの方が得策、という事情がある。

しかし、追いかける我々からみれば、テストはすべてを取材しなくてもいいけれど、レースとなるとそうはいかない。つまり、チーム関係者にとってはプラスがあって、取材する我々には、体力と資金力の消費を強いるわけで、元のまま“16戦まで”としてほしいのが本音。そもそも、数が増えるとレア感が減り、『グランプリ』のありがたさも目減りすると思うのだが、世の中の流れは、どうもそっちには向いていないようだ。

ともあれ、今シーズンは21戦行なわれる。F1GPは、『各国1GP』の不文律があるから、2016年F1GPは、21カ国を巡るビッグシリーズになっている。当然、コースは21種類。国が違えば習慣や文化が違い、グランプリコースも、各国それぞれの特徴がある。

まず、F1GPのコースは、大きくふたつに分けられる。パーマネントコースと市街地特設コースだ。前者は、日本GPの舞台となる鈴鹿サーキットのように、恒久的にレース専用サーキットとして存在する。後者はモナコのように生活道路を一定期間閉鎖して、レース会場に仕立てる。

パーマネントコースは“オールドコース”と“近代型”に分けることができる。オールドコースは、鈴鹿(日本)、シルバーストン(イギリス)、スパ-フランコルシャン(ベルギー)、モンツァ(イタリア)、インテルラゴス(ブラジル)など、文字通り古くからあるコース。近代型は、最近作られたコースだ。

近代型は、サーキットの名工と呼ばれるヘルマン・ティルケというデザイナーが設計を担当、セパン(マレーシア)、上海(中国)、ザヒール(バーレーン)、ヤス・マリーナ(アブダビ)、マリナ・ベイ(シンガポール)、などがある。マリナ・ベイは、市街地サーキットとしても知られている。

ティルケは他に、ホッケンハイム(ドイツ)、バルセロナ(スペイン)などの改修も手がけているが、富士スピードウェイの改修もティルケの仕事だ。

ティルケの作品は、F1GPのさまざまな状況やシチュエーションを考慮して、安全性や利便性を徹底的に研究して作られるが、ややもすると安全性が勝ちすぎて、スペクタクルではなくなる傾向もある。そもそも、合理的に整理された要素に沿っていることから、なんとなく似た傾向だ。

これに対してオールドコースは、現代基準に照らして安全性などの改善が進められてはいるものの、計算では到達できないチャレンジングなムードを残しており、中でもスパ-フランコルシャンと鈴鹿は、挑戦意欲をそそる難攻不落のコースとして、衰えない人気を誇っている。

さらに、21箇所のコースは、速度域でコースを分別することもできる。高速型と低速型だ。平均速度は、遅い方から順に、以下のようになる。

◆GPサーキット平均速度比較

1.モナコ:150km/h

2. ☆ シンガーポール:169km/h

3.オンガロリンク(ハンガリー)185km/h

4. ☆ メキシコ:190km/h

5.バルセロナ(スペイン):191km/h

6.上海(中国):194km/h

7. ☆ アブダビ:195km/h

----以上、200km/h以下

8. ☆ アメリカ:201km/h

9.バーレーン:204km/h

10.マレーシア:205km/h

11.カナダ:205km/h

12.オーストリア:207km/h

13.ロシア:210km/h

14.ドイツ:210km/h

15.バクー:211km/h

16.ブラジル:216km/h

----以上、220km/h以下

17. ☆ 鈴鹿:223km/h

18.オーストラリア:224km/h

19.シルバーストン:225km/h

20. ☆ スパ-フランコルシャン:235km/h

21. ☆ モッツァ:244km/h

※ ☆ は2016後半戦としてこれから開催

※data by massafelipe19

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最終更新:8月10日(水)19時31分

オートックワン