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2度目の金メダルをマレー、ナダルが追う [リオ五輪テニス競技]

THE TENNIS DAILY 8/10(水) 19:00配信

 オリンピック・テニス競技の歴史を通し、シングルスで2度金メダルを獲得した選手はいない。世界2位のアンディ・マレー(イギリス)と3位のラファエル・ナダル(スペイン)は、その歴史を書き替えたいと願っている。

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「リオデジャネイロ五輪テニス競技」(8月6~14日/オリンピックテニスセンター:バーハ・オリンピック・パーク/ハードコート)は大会4日目の9日、男子シングルス2回戦の残りが行われ、マレーとナダルの双方が勝利して3回戦に進んだ。ふたりはここまでのところ、揃って合計9ゲームを落としただけで、これといった試練に遭遇していない。

ナダルにとって、これは左手首の故障のため5月の全仏オープン3回戦を棄権して以来の大会であり、彼はブラジルに到着して腕の具合を試すまで、本当に出場して戦えるかどうかさえ確信できないでいた。しかし、ここまでのところすべては予定通りに進んでいる。彼は2回戦でアンドレアス・セッピ(イタリア)を6-3 6-3で下し、2008年北京五輪以来の金メダルに向け、また一歩近づいた。

「僕にはそれほどのプレッシャーはない。ここ2ヵ月プレーできないでいたわけだから、多くを期待してはいないよ」とナダルは言った。

 一方、2012年ロンドン五輪の金メダリストで今回第2シードのマレーは、フアン・モナコ(アルゼンチン)を6-3 6-1で簡単に退けた。マレーはこの試合で10本しかアンフォーストエラーをおかさず----対するモナコは26本----ブレークは許したものの1度に留めた。

 イギリスのマレーとスペインのナダルは、決勝、あるいは銅メダル決定戦でのみ当たり得る。そして彼らは世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対処する必要はない。ジョコビッチは1回戦で2009年全米オープン優勝者のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に敗れて、もういないのだ。

「もちろん、驚いたよ」とマレー。

 ナダルのほうは、ジョコビッチの早期敗退をどう思っているのだろうか?

「彼だって、ときには負けることだってあるだろ?」とナダル。「成功は繰り返すのが難しいものだ。そして彼でさえ、ときにはいくつかの試合で負けるというのは、普通のことだと思う。でも同時に、彼はとても不運なドローを引き当てた。世界最高峰の選手と1回戦で当たってしまったわけだからね」。

 ナダルについてはっきりわからないのは、手首の故障がまだどれくらい彼を煩わせているかということだ。彼は1回戦のあと、まだ完全には治っていないと言っていた。

「僕にとって重要なのは、ここにいるということだ」とナダルは言った。彼は膝の故障のため、2012年のロンドン五輪に参加することができなかった。

「それが現実なんだ。2週間前には五輪に参加できるかどうかもわかっていなかった」

 しかし、世界71位のセッピが相手の試合ではかなりいい具合であるように見えた。

「彼がもっと悪いプレーをしているのを見たことはあるよ」とセッピ。彼はナダルとの9回の対戦で一度しか勝ったことがない。

「彼が2、3年前のナダルではないというのは明らかだが、(故障で)プレーを制限されているようには見えなかったな。たぶん100%と感じるには、もう2、3試合が必要なんじゃないか」

 故障を懸念している選手にしては、ナダルは忙しい予定を組んでいる。彼はシングルスの試合のあと、時間をおいて男子ダブルスをプレーし、ベスト4に進出した(パートナーはマルク・ロペス)。

 さらにナダルはガルビネ・ムグルッサ(スペイン)とペアを組んでミックスダブルスにもエントリーした。今年の全仏優勝者のムグルッサは第3シードだったにも関わらず、女子シングルス3回戦でモニカ・プイグ(プエルトリコ)に1-6 1-6で驚きの敗北を喫していた。

 ナダルはこれ以前に、一度もミックスダブルスでプレーしたことがない。しかしオリンピックは、彼にとって重要なものなのだ。

「これは4年に一度しかプレーできない大会なんだ」とナダルは言った。「だから余計に感情が高まるんだよ」。

 ジョコビッチの早期敗退に加え、ロジャー・フェデラー、スタン・ワウリンカ(ともにスイス)が故障でリオ五輪に不参加の今大会。2回戦までに第5シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と第7シードのダビド・フェレール(スペイン)が敗退した。さらにこの日は、ファビオ・フォニーニ(イタリア)が第16シードのブノワ・ペール(フランス)を4-6 6-4 7-6(5)で倒している。(C)AP(テニスマガジン/Tennis Magazine)

     ◇   ◇   ◇

【8月9日(火)、男子シングルス2回戦の主な結果】※[ ] シード順位

アンディ・マレー(イギリス)[2] 6-3 6-1 フアン・モナコ(アルゼンチン)

ラファエル・ナダル(スペイン)[3] 6-3 6-3 アンドレアス・セッピ(イタリア)

エフゲニー・ドンスコイ(ロシア)3-6 7-6(1) 7-5 ダビド・フェレール(スペイン)[7]

ジル・シモン(フランス)[15] 7-6(3) 6-2 杉田祐一(日本/三菱電機)

スティーブ・ジョンソン(アメリカ)[12] 6-3 6-4 ガスタン・エリアス(ポルトガル)

ダビド・ゴファン(ベルギー)[8] 6-3 6-3 デュディ・セラ(イスラエル)

ファビオ・フォニーニ(イタリア)4-6 6-4 7-6(5) ブノワ・ペール(フランス)[16]

Photo: RIO DE JANEIRO, BRAZIL - AUGUST 09: Andy Murray of Great Britain hits during the men's second round singles match against Juan Monaco of Argentina on Day 4 of the Rio 2016 Olympic Games at the Olympic Tennis Centre on August 9, 2016 in Rio de Janeiro, Brazil. (Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

最終更新:8/10(水) 19:00

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