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世界の観測所と交信 宇宙記念日で特別授業

カナロコ by 神奈川新聞 8月10日(水)7時30分配信

 茅ケ崎市ゆかりの宇宙飛行士・野口聡一さんの地球への帰還を記念して始まった「ちがさき宇宙記念日」の特別授業が9日、市役所で行われた。米国ハワイやチリとインターネット回線で結び、日本人研究者が現地で眺められる天の川や勤務する観測所の様子を紹介した。

 11回目を迎える今年の特別授業は、開催日が旧暦の七夕(7月7日)に当たるため「天の川」がテーマ。野口さんはビデオレターでメッセージを寄せ、「これからも市民とともに宇宙を楽しんでいきたい」と参加者315人に呼び掛けた。

 その後、国立天文台ハワイ観測所に勤務する藤原英明さんと中継が結ばれた。藤原さんは標高4200メートルの山頂にあるすばる望遠鏡について、人間の視力に例えると「1千以上」と精度を説明。満天の星空やガスから星が生まれる「星生成領域」を写真で紹介した。

 チリとの中継では、国立天文台チリ観測所長の阪本成一さんが出演した。阪本さんは標高5千メートルのアンデス山中にある世界最大の電波望遠鏡の建設にも従事。電波望遠鏡で捉えたオリオン大星雲の写真を見せながら、「近い将来、地球に似た星がいくつあるのか、お答えできる時代が来るかもしれない」と話していた。

最終更新:8月10日(水)7時30分

カナロコ by 神奈川新聞