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備品で担架製作、災害時の備え学ぶ 泡瀬特別支援学校

沖縄タイムス 8/10(水) 7:25配信

 【沖縄】大災害時に足の不自由な児童・生徒を迅速に搬送する実践研修が8日、沖縄県立泡瀬特別支援学校であった。同校の小学から高等部までの教員ら約60人が参加した。校内にあるほうきや物干し竿(さお)などを使って担架(ストレッチャー)を作り、同僚を搬送。大規模災害への備えの大切さを再認識した。

 同校は2015年度から防災に関して「学校安全体制整備事業の研究校」として県教委が指定。これまで東日本大震災規模の地震や津波が発生したという想定で、訓練や避難経路の見直しなどを研究し、子どもたちをいかに早く避難させて安全を確保するかについて検討を進めてきた。

 この日の研修では、防災に詳しいNPO法人「防災サポート沖縄」の長堂政美副理事長が講師を務めた。教員らは校内の備品で担架を製作。ほうきや物干し竿をパイプの代わりし、家庭用ごみ袋やTシャツをマットとして利用した。手作り担架に同僚を乗せ、階段を上り下りした。

 同校小学部の宮城寛之教諭(34)は「ごみ袋を使って担架が作れることに驚いた。本当の災害が発生した際に迅速に対応できるよう、繰り返し訓練し、防災意識を高めたい」と話した。

 講師の長堂副理事長は「素早い判断で周囲の物を使って子どもたちを搬送しなければならない。日頃から災害を想定した訓練をしてほしい」と呼び掛けた。

最終更新:8/10(水) 7:25

沖縄タイムス