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外来カエル650匹生息

紀伊民報 8月10日(水)16時35分配信

 吉野熊野国立公園の鳥ノ巣半島(和歌山県田辺市新庄町)にあるため池のうち大小二つの池に、外来種のアフリカツメガエルが最大で約650匹生息していると推定できることが9日、分かった。環境省が田辺中学校・田辺高校生物部の協力を得て調べた。環境省田辺自然保護官事務所の岩野公美自然保護官は「防除に向けて一つの目標値が得られた」と話している。

 アフリカツメガエルは、2007年に鳥ノ巣半島のため池の一つで確認された。今では37あるため池の21カ所で確認され、繁殖に伴う生態系への影響が心配されている。このため生物部と協力し、防除に向けた第一歩として今月から個体数を推定する現地調査を始めていた。

 わなで捕獲したカエルに標識を付けて放流し、再度同じ場所にわなを仕掛けて捕獲。標識カエルが何匹いるかで全体の個体数を推定する標識再捕法で推定した。

 標識は3日に付け、その日のうちに再放流。8日に再度わなを仕掛け、9日に回収した。標識カエルを数えた結果、最も大きい池では捕獲179匹のうち31匹、最も浅く小さい池では捕獲33匹のうち11匹だった。

最終更新:8月10日(水)16時35分

紀伊民報