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能都庁舎の天井破損、水漏れ続く 防災無線室と議員控室

北國新聞社 8/10(水) 3:19配信

 築44年を経過した能登町役場能都庁舎の老朽化が進み、7月下旬には防災行政無線室、8日には議員控室の天井がはがれ落ちた。いずれも天井裏の配管の腐食による水漏れが原因とみられる。業務に支障はないものの、町は「移転新築前に、古い庁舎にお金は掛けられない」としており、破損ごとに対応する急場しのぎを余儀なくされている。

 3階の防災行政無線室で7月29日午前、天井の石こうボードが崩れ落ち、水漏れしているのを職員が見つけた。天井の下にあった機材にはブルーシートがかぶされ、担当者は「機材には影響がなくてよかった」と安堵(あんど)した。

 8日午後3時ごろには、4階の議員控室の天井から水が漏れ出し、職員が天井裏を確認するために照明を外そうとしたところ、天井もはがれた。照明を外す際には漏電も起き、ブレーカーが落ちた。町議会8月会議のため、議場の空調設備を起動させたところ、空調設備につながる配管から水が漏れ出たとみられる。

 能都庁舎は鉄筋コンクリート5階建てで、1972年に建設された。津波浸水想定区域にあり、耐震性も不足していることから、町はのと鉄道旧宇出津駅前に新庁舎を建設し、2020年1月の業務開始を目指している。持木一茂町長は8日に開かれた町議会全員協議会で、移転後の能都庁舎の活用について「全くの白紙状態。来年度に検討委などを設けて考えていかなければならない」と述べた。

 9日には業者が2カ所の配管を修理した。天井は12日までに直す。庁舎を管理する監理課の担当者は「何か起きたときには応急処置でしのぐしかない」と話している。

北國新聞社

最終更新:8/10(水) 3:19

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