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空き町家活用、移住促進 金沢・大野町のグループ

北國新聞社 8/10(水) 3:19配信

 空き町家や使われなくなった醤油(しょうゆ)蔵を再活用する計画が大野町のまちづくりグループの主導で進んでいる。来月3、4日に同町で開催するイベントに出店する町外の人に、会場となる空き家を初めて提供する。歴史ある建物が並ぶ港町の魅力を肌で感じてもらい、転入のきっかけにする。

 まちづくりグループ「大野こまちなみ研究所」は5年前から、建築遺産を観光に生かす活動に取り組んでいる。これまで20棟以上の町家や醤油蔵を改修しており、転入者と建物の仲介役を担うことで、大野の活気付けに一役買ってきた。

 町外の出店者は例年、大野こまちなみ公園(同町4丁目)にブースを設置してきた。今回は町家を貸して趣や使い勝手を感じてもらい、同町への移住にもつなげたい考えで、北前船業や醤油醸造が営まれていた5棟の空き家を新たに活用することにした。

 7日には、会場となる同町6丁目の町家で住民や同研究所のメンバーら20人が清掃活動を行い、イベントに向けて準備を進めた。

 「こまちなみなーと」と題したイベントでは約40カ所で食事や雑貨が販売され、現在居住している町家も公開する。町外からの出店者に提供する町家では、ガラスアクセサリーや生花などを販売する。

 同グループ所長で金大都市計画研究室の小林史彦講師は「町外の人に、大野の魅力を感じてもらうきっかけにしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:8/10(水) 3:19

北國新聞社