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海辺の避暑地に集う中国指導部-安定の陰に人事、政策先送りの危うさ

Bloomberg 8月10日(水)7時7分配信

中国共産党指導部は現在、海辺の避暑地である河北省・北戴河に集い、年次の秘密会議を開いているとみられる。

向こう数日中に発表される中国経済指標は、1-6月(上期)に得られた景気安定が7月も続いたことを確認する内容になると予想されている。状況が落ち着いているため、中国当局者は一息つくことができる。昨年の北戴河会議の期間中は金融市場の混乱と資本流出に見舞われていた。

しかし、こうした安定は一定の代償を伴う。当局は厳しい改革を断行する代わりに、景気下支えのための安価な信用供与にまたも依存。既に経済規模の2.5倍に上る債務を抱える中国に、一段のレバレッジが加わった。

クレディ・スイス・グループは、当局側がより大規模な経済改革に尻込みしている背景について、来年の共産党大会での予想される大幅な人事異動を前に安定を望んでいるためだと分析する。陳昌華(ビンセント・チャン)氏ら同行の中国担当アナリストは先月のリポートで、「候補者らは特に国有企業改革などの大規模な改革を実行するより安全策を選ぶだろう」と指摘した。

原題:China’s Credit-Based Stability Seen as Leaders Head to Beach (1)(抜粋)

Enda Curran

最終更新:8月10日(水)7時7分

Bloomberg