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ブラジル株:ボベスパ指数と通貨レアル、上昇-政治情勢の見通し好感

Bloomberg 8月10日(水)7時50分配信

9日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。上院が停職中のルセフ大統領の弾劾審議開始を支持し、新政権がブラジル経済をリセッション(景気後退)から脱却させる道が開かれるとの観測が広がった。通貨レアルも高い。

ボベスパ指数は前日比0.1%高の57689.41で終了。鉄鉱石価格が3カ月ぶり高値に上昇し、鉄鋼メーカーが値上がり。レアルは0.9%高の1ドル=3.1454レアルと、年初来の上昇率が26%に拡大した。

ブラジル上院本会議は、ルセフ大統領の予算法違反をめぐる弾劾審議を開始するかどうかについて、9日夜から採決を行う。単純過半数の賛成で可決されるのは確実との見方が大勢。テメル大統領代行が違法な選挙資金の調達に関与したとの疑惑が浮上している政権の不安を判断する手掛かりとして、アナリストらは採決の票数に注目することになろう。最終的に弾劾を決める投票は8月終盤か9月初めとみられ、議員の3分の2が有罪と判断した場合、ルセフ大統領は失職する。

投資管理会社ARXインベスチメントスのチーフエコノミスト、ソランジェ・スロウル氏は「弾劾裁判が決着すればブラジル政府はより確固たる行動を取り、改革プロセスの加速につながると投資家は期待している」と語った。

ウジミナスが3.3%高と、鉄鋼メーカーの上げを主導。消費者信頼感が高まる中で、ブラジルの6月の小売売上高が予想に反して前月比で増加したとの発表を好感し、レンタカー会社のロカリザ・レンタカーは2%高と過去最高値を更新した。

原題:Brazil’s Real Gains and Stocks Advance on Political Outlook(抜粋)

Paula Sambo, Aline Oyamada

最終更新:8月10日(水)7時50分

Bloomberg