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日産があえて公開した“ショッキングな動画” 「子どもを守りたい…」車内放置の恐ろしさ

withnews 8月11日(木)7時0分配信

 「怖っ!」「ショッキング」。日産自動車が公開した動画が話題になっています。車内のペットボトルのキャップが吹き飛び、クレヨンはドロドロに…。車メーカーとして思い切った描写に踏み切った理由は「子どもを守るため」。対策に乗り出した担当者の思いを聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・滝沢卓)

【画像】室内温度50度超え 日産があえて公開したショッキング動画の場面

70度に達することも

 動画の場面は全て炎天下の車内で起きた出来事です。状況によっては70度にも達するという車内に子どもが取り残されるのを防ごうと、日産が公開しました。

 気温32度。強い日差しの下、車内で起きる変化を克明に記録した実験映像を約1分に編集しています。

誰にも気付かれないまま…

 実験は大人が車を出た場面からスタート。表示された車内温度は26.7度ですが、時間の経過とともにみるみる上昇します。

 開始41分後、温度が40度になると、炭酸飲料が入ったペットボトルは膨張してキャップが飛びました。1時間23分後には54度に。チャイルドシートのそばにあるお絵かき用のクレヨンが溶け始めるなど、危険な状態にあることが一目で分かります。

 この間、セミ時雨や街角の雑踏など車外の音が虚しく響き、周囲に気づかれることもないまま置き去りにされる車内放置の恐ろしさを際だたせます。

「#熱駐症」ハッシュタグで発信

 同社は、熱中症とかけた「#熱駐症ゼロプロジェクト」という取り組みを今月スタートさせました。「#熱駐症」のハッシュタグで動画も広めています。

 国内広報部によると、子どもの車内放置について社をあげて注意を呼びかけるのは初めて。これまでは事故予防といえば、自動ブレーキ開発など運転ミスによる交通事故を防ぐことだったといいます。

きっかけは「#猫バンバン」

 発想の転換点は意外な場所から生まれました。同社は昨年秋から、寒い時に車体とタイヤの間などで暖をとる猫を死なせないように乗車前にボンネットとバンバン叩いて逃がす「#猫バンバンプロジェクト」を開始。ツイッターで呼びかけたところ、多くの利用者が猫の画像を投稿するなど大きな反響がありました。

 「#猫バンバンプロジェクト」に関わった社員たちを中心に約20人のチームが、ツイッターを駆使した「夏の企画」として取り組んだのが今回の「#熱駐症」。車内放置による事故が毎年繰り返されていたため、従来考えられていた「事故」の捉え方を広げ、メーカーとして対策に乗り出しました。

 今回の実験では、あまりの熱さでカメラが故障する予想外のトラブルも発生。耐熱性の高いカメラで撮影し直したといいます。

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最終更新:8月11日(木)11時56分

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