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買い時より難しい「売り時」の見極め方

ZUU online 8月11日(木)6時10分配信

物件の売却を少しでも有利に進めるには、売却のタイミングを間違わないことが大切となります。このタイミングは一律に「これ」と決まっているものではなく、物件の状態やオーナーの状況によって変わってきます。

チェックすべきポイントをおさえながら、自分がどのケースに当てはまるのか考えてみてください。

■空き家は一刻も早く売るべし!

土地の価格(地価)は時期によって変動しますが、バブル崩壊後現在までに限っては、下落が続いています。もちろんこの後跳ね上がる可能性はあるのですが、当分の間劇的な地価上昇はないと考えてもよいかもしれません。

これを前提にした場合、新築でも注目エリアに建っているのでもない普通の空き家が、購入したとき以上の値で売れることはまずないと考えたほうがよいでしょう。

居住者がいない空き家は家賃収入も見込めませんから、手元に置いておけばおくほど逆にお金が出ていくことにもなりかねません。

不動産は持っているだけで、固定資産税や管理費などの維持費がかかります。これらは毎月、毎年かかるものですので、積み重なれば莫大な金額になることもあります。「いつか地価が上がるかもしれないから」とタイミングを待っていると、たとえ高値で売れたとしてもそれまで支払った金額を差し引くと儲けが出ない場合もあるのです。

また、建物の価値は年数が経てば経つほど下がってくるのが普通です。劣化が激しくなると売却時に補修費が必要になることも。今後使う予定のない空き家は、早いうちに売却の準備を進めるのがベストです。

■東京五輪エリアはタイミングを待つのがGood

現在投資家のあいだで話題になっているファクターは、なんといっても東京五輪です。特に2015年から五輪が開催される2020年は、積極的に開発が進められる品川・泉岳寺エリアや有明・豊洲エリアを中心に購入希望者・売却希望者ともに注目する人が増えるでしょう。

これらのエリアにある物件は、今後東京五輪が近付くにつれて高値でも買いたいという人が増えてくるはずなので、今すぐに売ってしまわずに2020年近くまで様子を見たほうがいいかもしれません。

不動産会社に相談すれば、3~5年後くらいまでのシミュレーションは出してもらえるはずです。税金などの差し引き分も含めて計算してもらえるので、気になる人は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

■新築のマンションはすぐに売らないほうがいい?

新築のマンションを買ってすぐに売るというのは、避けたほうがいいタイミングと言われています。高い確率で損をしてしまうことになるからです。

新築のマンションは、中古のマンションに比べてかなり高い価格設定になっています。人気で買い手がつきやすいという理由もありますが、新築マンションには売却活動にかかった営業費用やモデルルーム代、広告宣伝費などが上乗せされていることが多いからです。

しかも建物の価値は、買って数年で急激に下落してしまいます。見た目はさほど変わらなくても、新築でなくなるというのはそれだけ価値が下がってしまうのです。

これらのことから、新築のマンションを買ってすぐに売ると、購入したときよりもかなり安値になってしまいます。少なくとも数年はマンション経営をして家賃収入を得てから、あらためて売り時を見計らうのがよいのではないでしょうか。

このように、物件を売るべきタイミングは条件によって違います。お手持ちの物件の条件を今一度確認して、よりよい売却活動ができるようにしましょう。 (提供:不動産投資コンシェルジュ)

最終更新:8月11日(木)6時10分

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