ここから本文です

<リオ五輪>城氏が語る 手倉森J敗退の責任と浮き彫りになった課題

THE PAGE 8/11(木) 13:38配信

 リオ五輪では東京五輪へ向けて日本のサッカー界が抱える課題が浮き彫りになった。

 スウェーデン戦は、相手がラインを下げゴール前を固めてきたので前半は崩しきれなかったが、組織を重要視する欧州サッカーに対しては、対応できることは改めて証明した。欲を言えば、もう1、2点取れたと思うが、中2日の休養で、運動量で勝り中盤でボールを奪って攻める、という組織的なサッカーでスウェーデンを制した。だが、コロンビアがナイジェリアを2-0で破ったことで、北京五輪以来となるグループリーグ敗退となった。

 組織対組織の欧州サッカーには通用するが、組織対パワーとなるアフリカや南米のチームには、勝てるゲームを勝ちきれなかった。真の力がなかった。
 グループリーグの敗退には、決定力不足を露呈するなど、いくつかの理由があるのが、国際経験不足が響いたと思う。“谷間の世代”と呼ばれ、U-17のワールドカップ出場を逃すなど、国際大会への出場機会が少なかった。チームとしての“駆け引き”や“ずるがしこさ”のような状況判断に欠けていたのも、その経緯と無縁ではない。もっと攻守にシンプルに仕掛けるなり、試合のペースを意識的にコントロールするなどすればよかったが、現場で判断しながら適応、対応する力が足りなかった。

 監督がボード上で戦術、戦略をいくら指示しても、個の能力で勝負してくるナイジェリアやコロンビアなどというチームには、そのままがあてはまらないケースが多い。ピッチ上の選手が自ら判断して、どう対応するかが重要なのだが、それはやはり経験から来るものなのだ。

 オーバーエイジの3人も海外でのクラブのプレー経験のない選手ばかりだった。彼らがOA選手らしく、リーダーシップを発揮すべきだったが、藤春廣輝はこの日、スタメンから外され、興梠慎三はプレーではチームを引っ張ったが、声をかけチームを鼓舞するようなシーンは、ナイジェリア、コロンビア戦では見られなかった。結果論として、このチームのOA枠の使い方も失敗だった。
   

1/2ページ

最終更新:8/11(木) 14:13

THE PAGE

スポーツナビ サッカー情報

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

E.T.は(多分)いる -- 心して待て
SETIの研究者であるセス・ショスタックは24年以内に地球外生命体を発見できると賭けを申し出ます。そうでなければコーヒーを一杯おごると。何故、発見できるのか。そして、はるかに進んだ社会を発見することによって人類はどう影響を受けるのかについて語ります。