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【オーストラリア】NZ氷河の氷解が進行、観光業界に懸念も

NNA 8月11日(木)8時30分配信

 ニュージーランド(NZ)の南島を縦断する南アルプス山脈に広がる氷河から、過去数十年に25%が氷解したことが分かった。同国を代表する観光スポットでもあるため、懸念が広がっている。stuff.co.nzが伝えた。
 氷河学者のブライアン・アンダーソン氏が、NZ最高峰マウントクックで8日に開催されたサステイナブル・サミットで、数種のシナリオを想定した数学モデルによる今後の予想を発表した。現在の水準で温暖化が進む場合、南アルプス山脈の3大氷河は2100年までに原型をとどめない規模まで縮小するとしている。ウエストコースト側のフランツ・ジョーセフ氷河は、氷解速度が世界で最も速く、隣接するフォックス氷河は2100年までに4割縮小し、地理上面積が5キロメートル後退するという。両氷河では昨年、氷解による後退が加速していることで、徒歩でのアクセスは危険とされ、遊歩道が使用禁止になった。現在両氷河へはヘリコプターによるアクセスのみとなっている。
 人気観光スポットのタスマン湖は、NZ最長の氷河であるタスマン氷河から氷解する水で1970年代に形成されて以降、現在最長面が7キロメートル近くになるまで拡大しているという。タスマン氷河を見るために同湖を訪れる観光客は年間4万人に及ぶ。アンダーソン氏は、地域住民の安全確保と観光産業の保護のため、早急な温暖化対策が必要と訴えている。
 サステイナブル・サミットでは、ほかに、南アルプス山脈地域で予想される地震や、最近発生している雪崩などへの懸念と対策についての討議が行われた。

最終更新:8月11日(木)8時30分

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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