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ホールインワン保険は課税? 非課税?--ゴルフに関わる税金・経費で落とせる費用あれこれ

ZUU online 8/11(木) 16:10配信

ゴルフ人口は年々減少している。日本生産性本部の余暇創研が先行公開した「レジャー白書2015」によると、2014年の全国ゴルフ人口(1回以上プレー)は720万人で、前年比140万人、16.3%減。下げ幅としては、2012年の前年比減少率15.6%を上回り、平成に入って(1989年以降)の最大となっている。

2001年には1340万人いた人口が720万だから、かなり減っていることになる。とはいえ、まだ720万人もいるとも言える。この中に経営者は多数含まれているだろう。だがゴルフにかかる税金や経費で落とせる費用のことを知らない人は多い。

■プレーするたびに税金を払っている?

ゴルフ場を利用するたび「ゴルフ場利用税」という地方税法に定められている税金をに払わなければならない。これはホール数や利用料金等により等級が定められている。標準税率は1日当たり800円で、1200円が上限とされている。

ゴルフ場利用税は、練習場の利用では課税対象とはならない。また年齢が18歳未満や70歳以上の人、そして障害者は非課税となる。年齢65歳以上70歳未満など一定の要件に該当すると税率が2分の1になるという特例もある。証明書がなければその優遇は受けられないので注意しよう。

非課税となるのに年齢要件以外にも、早朝や夜間の利用で利用税が割引されるところゴルフ場もあるのでプレーする前に確認してみよう。

■経費で落とせるゴルフの費用

経営者なら「交際費」として経費計上できる点をおさえておきたい。

具体的には利用明細を確認してみるといいだろう。ゴルフのプレー代、ロッカー代、ゴルフ場利用税、飲食費、緑化協力金の記載があるはずで、いずれも「交際費」として計上できる。

しかし、利用明細の中で次の2点――「消費税区分」と「飲食代」には気をつけよう。まず「消費税区分」だが、プレー代や飲食代は課税取引として処理する。しかし、ゴルフ場利用税及び緑化協力金は不課税取引として処理しなければならない。そして「飲食代」だが、ゴルフ場での飲食費は、ゴルフのプレーの一環として行う飲食に要する費用とみなされる。よって5000円以下であっても交際費として計上できる。

■法人がゴルフクラブの入会金及び会費を支払った場合の処理は?

会社が法人としてゴルフクラブの会員になった場合の、入会金及び会費等の取扱いはどうなるのだろうか。

まず入会金については、法人会員として入会する場合は「資産」に計上する。特定の役員または従業員が、会社の業務と関係なく利用するためこれらの人が負担すべきものであるときはこれらの人に対する給与となる。個人会員として入会する場合には、給与となる。給与になってもらった場合は、当然源泉所得税とい税金も加算されてくるので給与明細を確認してみましょう。

会社(法人)が資産として計上した入会金は償却できない。脱退しても入会金が返還されない場合、返還されない部分の入会金の額は、脱退をした事業年度の経費に計上できる。

次に会費などについてだが、ゴルフクラブの年会費、年極めのロッカー代などの費用については、その入会金が資産に計上されている場合には交際費となる。

■ホールインワン補償などゴルフ保険は課税されるのか?

またゴルフ保険の存在はご存じだろうが、これにも税金が関係している。

障害補償は、ゴルフのプレーにより自分が怪我をしてしまった場合に保険金が支払われる。自分の怪我に対して受け取った保険金は非課税となる。

次に賠償責任補償は、ゴルフのプレーにより他人に怪我をさせてしまった場合や、他人のモノを壊してしまった場合などの損害賠償責任を負ってしまった際に保険金が支払われる補償で、損害賠償補償によって受け取った保険金は非課税となる。

ゴルフ用品補償は、ゴルフ保険のゴルフ用品補償とは、ゴルフ用品の盗難や破損に対して保険金が支払われる補償で、ゴルフ用品補償から受け取った保険金は非課税となる。

ホールインワン補償は、ホールインワンやアルバトロスを達成した際のお祝いとして発生する、記念品代、祝賀会費用などの各種費用に充てるため保険金が支払われる。この保険金は一時所得として税金の対象になる。


ゴルフ場を利用する際は、実は常に地方活性化のための地方税という税金を支払っている。ゴルフ場(都道府県)によって税金も異なる。近いゴルフ場で比較してみるのもよいだろう。

眞喜屋朱里(税理士、眞喜屋朱里税理士事務所代表)

最終更新:8/11(木) 16:10

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