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【英国】888などの共同買収案を拒否:ウィリアム・ヒル「提示額低過ぎ」

NNA 8月11日(木)9時0分配信

 英ブックメーカーのウィリアム・ヒルは9日、英オンラインブックメーカーの888とカジノ・チェーンを経営する英ランク・グループによる共同買収案を退けたと明らかにした。31億6,000万ポンドの提示額が不当に低く、取引形態が複雑過ぎるとしている。
 
 888とランクはウィリアム・ヒル株を1株につき364ペンスで買い取ることを提案。うち199ペンスを現金で支払い、残りについては、888とランクの合併により誕生する新会社ビッドコ(BidCo)の株式0.725株を割り当てるとしていた。これによりウィリアム・ヒルの株主はビッドコの株式44.6%を取得する計算。買収資金として、ビッドコによる22億ポンドの借り入れも想定されていた。
 ウィリアム・ヒルのガレス・デービス会長はこの提案を「極めて日和見主義的」と一蹴。「わが社の真の価値を反映していない」とコメントしている。
 英国ではこのところ、ギャンブル業界の再編が加速している。昨年7月にはラドブロークスとガラ・コーラル・グループが、同8月にはベットフェア・グループとパディー・パワー(アイルランド)がそれぞれ合併を発表。続く9月にも、Bwin.party(Bウィン)が、スポーティングベットを所有するマン島の投資会社GVCホールディングスへの身売りを決めた。背景にはオンライン市場の拡大に加え、政府が増税などを通じ規制強化に動いていることがある。[M&A]

最終更新:8月11日(木)9時0分

NNA