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<ジャングル・ブック>人間以外すべてCG 少年の成長物語と驚異の映像の融合

まんたんウェブ 8月11日(木)19時27分配信

 ディズニー・スタジオが、ウォルト・ディズニーの遺作となった1967年の同名アニメーションからインスピレーションを受けて実写映画化した「ジャングル・ブック」(ジョン・ファブロー監督)が、11日に公開された。ラドヤード・キプリングの児童文学が原作で、ジャングルでオオカミに育てられた少年の成長物語を、最先端の驚くべき映像で描く。

【動画】「ジャングル・ブック」予告編

 人間の少年モーグリ(ニール・セディさん)は、赤ん坊のころジャングルに一人取り残された。黒ヒョウのバギーラ(声:ベン・キングズレーさん)に助けられて、オオカミのラクシャ(声:ルピタ・ニョンゴさん)が母親代わりとなって育て、オオカミの群れを率いるアキーラ(声:ジャンカルロ・エスポジートさん)に「仲間のために尽くす」というジャングルの掟(おきて)を教え込まれながら、オオカミの兄弟たちと元気に暮らしていた。だが、人間が操る「赤い花」と呼ばれる“火”によって深い傷を受け、復讐(ふくしゅう)に燃えるトラのシア・カーン(声:イドリス・エルバさん)によって、モーグリはジャングルの敵とされて命を狙われる……という展開。

 動物たちの愛に包まれて、ジャングルでスクスクと育った少年モーグリ。しかし、彼の前にトラという敵が立ちはだかる。大きな壁が現れ、それに立ち向かっていくことで成長する少年。自分が何者なのかを考えて、身の振り方を自らの手で選び取るまでを描くというクラシカルともいえる成長物語と、最先端の映像との融合が十二分に楽しめる。森の中を自分の庭のように、縦横無尽に駆け回るモーグリをカメラが追えば、そこには広大なジャングルが広がる。鬱蒼(うっそう)とした森や、気持ちよさそうな川が流れるジャングルのほとんどがコンピューターグラフィックス(CG)なのだが、その場に入り込んだような迫力に息をのむ。視覚効果スーパーバイザーは、「タイタニック」(97年)で米アカデミー賞の受賞歴があるロバート・レガートさん。そしてやはりフルCGで描かれた野生動物が本物と見まがう出来だ。動物たちはシリアスな顔をして真面目なせりふを放つので、そこが妙に面白く(日本語吹替版で見るとさらに!)、ツボにハマるとこの世界観がクセになる。

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最終更新:8月11日(木)20時21分

まんたんウェブ