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【柔道男子】肩を亜脱臼したままベンチプレス!90キロ級金・ベイカーの規格外伝説

東スポWeb 8月11日(木)6時46分配信

 やることなすこと、何もかもが規格外。日本人として初めて男子90キロ級で金メダルを獲得したベイカー茉秋(21=東海大)は、柔道界に数々の“ベイカー伝説”を残している。

 東海大浦安高に入学時は60キロと軽量級だった。柔道部の竹内徹監督(56)が放課後、まず指導したのはお金を渡して定食屋に行かせることだった。「週2~3回はそれだけで終わりました」。練習は食べるだけ。1日7食に上る時もあった。

 肉体の厚みを増すと、今度は強過ぎるため、打ち込みは3人がかりとなる。5月の国際大会で強豪を破った際には「3人打ち込みが効きました」とベイカー。柔道では基本となる乱取りも極端に少ない。「彼は技をかける数も力の入れ方もほかの子とはかけ離れている。2~3本で休憩が必要なんです」(同監督)。ベイカーも「ボクには乱取りは必要はないと思います」と言いだし、乱取りは中止になった。一方で「柔道に影響が出るから」と体育の授業は全て見学した。

 大学に入っても破天荒さは変わらない。初の国際大会では、相手の研究を全くせずに勝ち上がって優勝した。上水研一朗監督(42)は「あんな人間、初めて見ました」と腰を抜かしそうになった。肩を亜脱臼したと訴え、そのままトレーニング室に直行し、ベンチプレスを上げていたこともある。「ボクらの亜脱臼は肩は上がらないですよね。アイツは『いやー、また亜脱臼しました』と肩を回しながら言うんですよ。本気でそう思っている」

 畳の外でも話題には事欠かない。嫌いなものはゴキブリで高校時代は風呂に入る時は後輩を引き連れ、虫がいないかチェックさせた。それでも現れると、ベイカーは後輩の背中に飛び乗って震えていたという。休日はペットと過ごすインドア派。そのため、母・由果さん(46)はいい映画があるとバイクの後ろにベイカーを乗せ、強引に有楽町の映画館まで運んだ。大学では青と白の胴着を一緒に洗い、色がついてしまったこともある。洗濯をしたことがなかった。

 最近は寮の周辺にいるカラスが悩みの種。平塚市に連絡したものの取り合ってもらえず、レーザーポインターを使っての格闘が日課だった。

最終更新:8月11日(木)8時34分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。