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山下清展開幕 独創的な世界広がる

福島民報 8/11(木) 10:52配信

 貼絵などで知られる画家、山下清(1922~1971年)の世界を紹介する「没後45年 放浪の天才画家 山下清展」は10日、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開幕した。初日から家族連れらが訪れ、緻密で独創性豊かな作品世界に触れた。9月18日まで。 
 福島民報社の主催、県文化振興財団の共催、JA共済連福島の協賛。福島民報プレ創刊125周年記念事業。貼絵の代表作「長岡の花火」や「上野の東照宮」をはじめ、少年期から放浪期、円熟期までの作品約130点を展示している。 
 開館時間は午前10時から午後5時(最終入館は午後4時半)まで。観覧料は大人1000円、中高生500円、小学生以下は無料。問い合わせは福島民報社事業局へ。 

■関係者テープカット
 以前から山下の絵が好きだという福島県大玉村の主婦後藤ノブ子さん(63)は「ヨーロッパを描いた作品をまとめて見るのは初めて。とても緻密で、色彩も豊かで素晴らしい」と目を見張った。郡山市の無職遠山広行さん(70)も「(山下の)展覧会はいくつか足を運んだが、何度見ても飽きない」と笑顔を見せた。 
 山下の作風は絵筆のタッチを残す印象派の画家に通じるとされ、「日本のゴッホ」とも呼ばれる。貼絵は小さな紙片の連なりが画面に奥行きと独特の味わいを生み、ペン画などのドットは巧みなコントラストを作り出している。会場では年代を追って作品を展示・解説しており、技術的に成長する過程や、作品に込めた当時の思いを知ることができる。 
 開幕セレモニーでは、福島民報社の高橋雅行社長が「作品、その生涯とも国民に広く愛された希有(けう)な存在。多彩な作品をぜひ見ていただきたい」とあいさつ。安斎睦男県文化スポーツ局長が祝辞を述べた。 
 高橋社長、杉昭重県文化振興財団理事長、菅野好雄JA共済連福島本部長、杉山純一県議会議長、安斎局長、福島大美術研究会の井本葵さん(同大4年)がテープカットした。 

福島民報社

最終更新:8/11(木) 11:30

福島民報