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ポケモンGOで観光復興 開発会社と連携「拠点」増やし誘客 福島県など被災4県

福島民報 8月11日(木)10時54分配信

 福島県など東日本大震災の被災3県と熊本県は10日、世界的人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を活用した観光復興事業を始めると発表した。実世界でキャラクターを探す特徴に着目し、開発会社ナイアンティックと連携。愛好者が足を運ぶゲームの「拠点」を被災地に増やすなどして国内外から誘客する。 
 プレーヤーを4県に呼び込むため、ゲームで使うアイテム(道具)を入手する「ポケストップ」や、ポケモン同士が戦う「ジム」を観光地に追加することを想定している。 
 各県はポケモンのキャラクターを使ったイベント開催や、ポケストップなどの拠点を記したマップ作成に取り組む。ゲームをきっかけに被災地の魅力に親しんでもらう。 
 ナイアンティックは出現率の低いキャラクターを被災地で手に入れやすくする仕掛けも検討する。山や海、川など環境にちなんだキャラクターを多く出現させるなど、沿岸部から内陸部まで足を運ぶ工夫も練る。 
 ポケモンGOは屋外で架空の生き物「ポケモン」を捕まえる。配信先は70カ国・地域、ダウンロード数は一億件を超えた。県観光交流課は「他地域とどう差別化するか、各県や会社と協議し活用策を検討したい」としている。 
 東京都内で記者会見したナイアンティックの村井説人社長は「ポケモンGOは足で楽しむため、観光との相性がいい。ゲームを通じ復興に貢献したい」と語った。県の伊藤泰夫企画調整部長は「県内の観光地や食を楽しんでほしい」とし、東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が解除された地域も訪ねてほしいと訴えた。達増拓也岩手県知事、村井嘉浩宮城県知事らが出席した。 

■客増加に期待 福島県内観光関係者
 福島県内の観光関係者は若者を中心とした観光客の増加につながると期待している。 
 白河市の金沢富士子観光課長は「『ご当地キャラこども夢フェスタ』などの催しや白河ラーメン店と連携できれば面白い」と歓迎。会津若松観光ビューロー(会津若松市)の池田哲哉常務理事は「首都圏などから人を呼ぶには珍しいポケモンを配置するなどの工夫が必要だ」と指摘した。 

福島民報社

最終更新:8月11日(木)11時23分

福島民報