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[インタビュー]映画「仁川上陸作戦」を製作 鄭泰元氏

聯合ニュース 8/11(木) 18:21配信

【ソウル聯合ニュース】韓国映画「仁川上陸作戦」(原題)を製作したテウォンエンターテインメントの鄭泰元(チョン・テウォン)代表は最近、天国と地獄を行き来したと言っても過言ではないだろう。

 「仁川上陸作戦」は、鄭代表がハリウッド俳優のリーアム・ニーソンの起用や製作の陣頭指揮を執り、心血を注いだ作品だ。

 朝鮮戦争中にほぼ不可能に近かった仁川への上陸作戦を成功させたダグラス・マッカーサーと韓国海軍諜報部隊の知られざる活躍を描いた映画で、リーアム・ニーソンがマッカーサー役で登場するほか、マッカーサーの仁川上陸を助けるために諜報作戦を遂行する海軍諜報部隊の大尉、チャン・ハクスをイ・ジョンジェが、仁川を掌握した北朝鮮の司令官リム・ゲジンをイ・ボムスが演じる。

 ヒットの自信があったが、先月20日にソウルで行われた試写会後、マスコミや評論家からは「時代遅れの反共映画」という酷評が続出し、気をもんだ。

 しかし、いざ公開してみると「酷評とは異なり感動的なストーリー」という口コミが広まり、10代から高齢者に至るまで幅広い世代から反響を呼び、公開14日目の今月9日には累計観客動員数が550万人を突破した。

 12日には全米140か所の映画館でも公開される。プロモーションのため訪米中の鄭代表は出国当日の10日にインタビューに応じ、同作について語った。リーアム・ニーソンの出演料についても初めて言及した。

 以下は一問一答。

 ――公開前から酷評され気苦労もあったと思われるが、酷評が映画のヒットに役立った面もあるのでは。

 「公開6~7週間前から映画の知名度や好感度など各種の指標が非常に良かった。主演のリーアム・ニーソンやイ・ジョンジェのおかげだったと思う。前売り券の売れ行きも良かったので最初はヒットの予感がした。しかし、評論家の酷評が多く、観客動員がすぐに落ち込むのではないかと心配した。累計観客動員数は500万人を超えたが評価が良かったらさらに多くの人がこの映画を見たかもしれない」

 ――米国の観客にも通じると思うか。

 「朝鮮戦争は米軍が参戦した戦争の中で最も犠牲者が多かった。彼らにとって心が痛む記憶なので関心を示すのではないかと思う。米国内の140か所の映画館で公開される。軍部隊がある地域では必ず上映される。米国人にもなじみ深いリーアム・ニーソンが出演したことも好影響を与えるだろう」

 ――米国で特別なプロモーションの計画があるか。

 「オバマ大統領だけでなく、大統領選候補のクリントン前国務長官とトランプ氏にも見てもらえるよう試写会の開催を進める予定だ。両候補がこの映画を見ることになれば韓米同盟に対する認識が一層高まり、在米同胞有権者の心をつかむことにも役立つのではなかろうか。両候補の選挙事務所に映画の要約版と完全版を送り、要請があった場合はプライベート試写会を開く計画だ」

 ――米大統領選候補を対象とした試写会が可能か。

 「2000年に映画『アウトライブ~飛天舞~』を北の金正日(キム・ジョンイル)総書記に紆余(うよ)曲折の末に送り、見せたことがある。米大統領選候補を対象とした試写会も推進すれば可能だと思う」

 ――損益分岐点は超えたか。

 「製作費は150億ウォン(約14億円)かかった。観客動員数450万人以上なら損益分岐点を超えると判断した。現在550万人を超え、700万人は達成できそうだ」

 ――リーアム・ニーソンの出演料に関心が集まっている。正確な金額を公開できるか。

 「200万ドル(約2億円)だ。歩合報酬はない。韓国の一部のトップスターも純利益の7%を歩合報酬としてもらうが、リーアム・ニーソンとは別途の契約を結ばなかった」

 ――リーアム・ニーソンの映画「96時間/レクイエム」の出演料が2000万~2500万ドルだったといわれる。ハリウッドの10分の1の金額で出演を決めた理由は。

 「シナリオが良かったためではないかと思う。ハリウッドのトップ俳優はすでに大きな成功を収めているせいかシナリオが良く、有意義であればノーギャラで出演することもある。リーアム・ニーソンはマッカーサーに魅力を感じたと言っていた」

最終更新:8/11(木) 21:24

聯合ニュース