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住宅展アーチに福島県産材 新国立設計の隈氏デザイン「東京五輪で活用を」

福島民報 8月11日(木)13時28分配信

 企業と建築家らが近未来の暮らしを提言しようと東京都内で開いている住宅展覧会「ハウスビジョン」に福島県産材で作られた巨大なアーチが設置され、注目を集めている。2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場を設計した建築家の隈研吾(くま・けんご)氏がアーチをデザインした。 
 ハウスビジョン実行委員会が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を後押ししようと県産材を活用した。塙町の協和木材が県南地方の良質なスギを製材し、恒栄資材(本社・東京)の小名浜工場が約7千本の角材に仕立てた。 
 アーチは数十センチから数メートルのさまざまな角材を規則的に組み上げた格子状のデザイン。高さ約3メートル、長さ約150メートル。日差しを受けると美しい幾何学模様の影を地面に映す。 
 「和の大家」と称される建築家と県産材の合作に、県内の木材業者は「東京五輪でもぜひ県産材を使ってほしい。復興五輪としての位置付けが明確になる」などと期待の声を上げている。 
 県木材協同組合連合会は東京五輪での県産材活用に向けた機運を高めるため、住宅展覧会終了後、アーチの一部を買い取り、県内で展示する考え。 
 ハウスビジョンは28日まで東京都江東区の臨海副都心で開かれている。住友林業やトヨタ、パナソニック、無印良品などと建築家らが手掛けた12棟が並んでいる。 

福島民報社

最終更新:8月11日(木)13時45分

福島民報