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【卓球】福原愛4位 石川佳純の“敵討ち第2章”ならず

東スポWeb 8月11日(木)17時3分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ10日(日本時間11日)発】卓球女子シングルス3位決定戦、4大会連続出場で初めて4強入りした福原愛(27=ANA)がキム・ソンイ(22=北朝鮮)に1―4で敗れ、卓球の個人種目で男女を通じて日本勢初のメダル獲得はならなかった。準決勝ではロンドン五輪金メダルの李暁霞(28=中国)に完敗し、メダルがかかった大一番でも因縁の相手に苦杯を喫した。天才少女と呼ばれた「愛ちゃん」の努力はまたも報われなかった。

 第1ゲームは福原のドライブがキムのミスを誘う形で幕を開けた。だが、その後はキムの鋭いカットを打ち切れず、浮き球になったところで逆襲を浴びる展開。キムのバックが粒高ラバーということもあり、スピンを吸収された福原のスマッシュはミスにつながった。

 第2ゲームは緩いドライブとバックのチキータ(手首を曲げてボールに回転をかけるリターン)で活路を開こうとしたが、流れは変わらず。第3ゲームもキムの変幻自在の動きを封じられないままでドライブ、スマッシュがネットにかかり、3ゲーム連続で落とした。

 後がなくなった第4ゲームは福原が先行する展開からデュースに突入し、最後はキムのリターンミスを誘って、1ゲーム取り返した。だが、反撃もここまで。第5ゲームはキムがこれまでと異なる攻めを見せ、福原が対応しきれず。最後はキムのリターンがエッジに当たる不運で敗れた。

 相手のキムは3回戦で石川佳純(23=全農)を破って勢いづき、準決勝で丁寧(26=中国)に敗れるまでは粘り強いカットでの守備と逆襲の強打で実力を示してきた。だが福原は準々決勝で、前回ロンドン五輪3位決定戦で石川を破って銅メダルを獲得したフェン・ティアンウェイ(30=シンガポール)にストレート勝ちして“敵討ち”に成功。日本初のメダルを懸けた戦いは、石川の“敵討ち第2章”となる大勝負でもあった。

 準決勝で李に完敗した後は「一球一球、目の前の試合に集中したい」と気持ちを切り替えて臨んでいたが、結果は非情なものとなった。福原は試合後、やや涙ぐんだ様子で「初めて当たった選手だったけど、もう少し自分が戦術変更に対応できればよかった。まだ団体戦もあるので、気持ちを切り替えて、チーム一丸となってメダルを取りにいきたい」と前を向いた。この悔しさは12日から始まる団体戦で晴らすしかない。

最終更新:8月11日(木)17時55分

東スポWeb