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【新日G1】内藤「IWGP挑戦権利証」に不信感

東スポWeb 8月11日(木)17時3分配信

 新日本プロレス「G1クライマックス」は10日の山形大会でBブロック公式戦が行われ、内藤哲也(34)がYOSHI―HASHI(34)を下し単独首位をキープした。3年ぶり2度目のVに突き進む優勝候補の本命は、G1覇者に与えられる来年1月4日東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座(現王者はオカダ・カズチカ)挑戦権利証にイチャモン。恒例化しつつある特典よりも内藤が「欲しいもの」とは――。

 初出場のYOSHI―HASHIと激突した内藤は、フライングフォアアームで試合の均衡を破る。最後はデスティーノで盤石の6勝目を挙げて単独首位の座をキープした。

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンで猛威を振るい、今大会優勝候補と目される内藤は、ケニー・オメガとの最終戦(13日、両国)で引き分け以上となれば決勝進出が決まる。「すでに内藤が2敗もしてることが番狂わせですけど、ここからはもう番狂わせはないですよ。Aブロックに続いてBブロックまで混戦になったら、見てる人も頭こんがらがっちゃうでしょ」。広島カープをこよなく愛する男らしく「メークドラマ」といった類いの単語にはただならぬ嫌悪感を抱いており、波乱の可能性は皆無と強調した。

 G1を制すれば来年1・4ドーム大会メーンでのIWGP挑戦権利証が手に入り、再び新日マットの中心に返り咲ける。だが内藤は2012年から採用された権利証システムを信用していない。13年大会覇者として翌14年ドームで当時の王者オカダに挑戦するも、大会直前にメーンの座をかけIWGP戦とIC戦(中邑真輔VS棚橋弘至)のファン投票が実現。この年に限り突然行われた妙なイベントに敗れたことで、内藤の試合は事実上のセミに降格してしまったのだ。

 歴代権利証獲得者でドームのメーンに立てなかったのは内藤だけ。執念深い制御不能男が、この不条理な屈辱を根に持っていないわけがない。

「権利証って言ったって、どうせ新日本は棚橋とかオカダじゃないとメーンは確約できないんでしょ? 私も、ドームのメーンは皆さまが納得するカードであるべきと思ってますから。だから優勝したら挑戦権とともに『ファン投票開催権』が欲しいね。G1覇者として、もう一度ファンの皆さまの民意を問える権利が」と、爆弾要求を突きつけた。

 もちろんこの要求は、今の自分ならその舞台に立つ資格があるという自信の裏返しだろう。数々の挫折、苦難を乗り越えブレークした内藤は、栄冠も夢舞台の切符も、全て自らの手でつかみ取る。

最終更新:8月11日(木)18時9分

東スポWeb