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【ラグビー】4強入り!瀬川HCの「ぶれない信念」で快進撃

東スポWeb 8月11日(木)17時3分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ10日(日本時間11日)発】メダルへあと一歩! 初実施のラグビー7人制男子日本代表は、C組2位でフランスとの準々決勝に臨み、12―7で逆転勝利。4強入りを果たした。11日(同12日)の準決勝では、瀬川智広ヘッドコーチ(HC=45)のぶれない信念を胸に、強豪フィジーと対戦する。

 ニュージーランドを相手に世紀の番狂わせを起こした勢いは、この日も止まらなかった。1次リーグ最終戦でケニアに31―7と圧勝。C組2位突破を果たした日本は、準々決勝でまたも世界を驚かせた。

 降りしきる雨のなか敵陣でミスが出た日本は1トライを許し、前半は0―7。だが後半開始40秒で、トゥキリ(28=クボタ)がトライを奪う。キックは外れたものの2点差に詰め寄ると、終了間際の後半6分に後藤輝也(24=NEC)が中央に飛び込み逆転トライ。さらにキックも決め、粘るフランスを突き放した。

 7人制ラグビーのワールドシリーズで、日本は一度もベスト4入りを果たしたことがなかった。そんな弱小国が決勝進出をかけて戦う相手は、昨季ワールドシリーズ王者の強豪フィジー。瀬川HCは「目標に一歩一歩近づいている感はある。フィジーは個の優れた選手たちがたくさんいるチーム。組織力を再認識して、メンバー全員で勝利をつかみたい」と力強く語った。

 瀬川HCの存在なくして、快進撃はありえなかった。2012年4月の就任当初を振り返り「五輪競技になった以上、メダルを狙うという話をしたときに選手たちのなかには、そんなことは絶対無理だという空気もあった」という。

 それでもぶれない信念で指導に当たり、今年に入ってからは選手の所属先企業の協力もあって、150日の強化合宿を組むなど、選手たちを徹底的に鍛え上げた。昨秋のW杯イングランド大会で旋風を巻き起こしたエディージャパンばりの強化体制を敷けたことにより、連係面などプレーの質が向上。同時に選手たちの意識も劇的に変わった。

 坂井克行(27=豊田自動織機)は「メダルを取ると、あえて言うようになった。言わないことには届かないし、意識しないとなんとなくの練習になってしまう。本当に今の練習はメダルを取れる練習なのかとか、選手同士で言い続けるようになった」と語る。

 この意識改革があったからこそ、ニュージーランド戦の勝利が、上位国と戦っても臆することのない真の自信につながった。

 羽野一志(25=NTTコミュニケーションズ)が「勢いが止まりません!」と言えば、坂井も「ここまで来たらファイナルまで行きたい」。宣言できるのも、チームの誰もが本気でメダル取りを信じているからだ。逆転トライを決めた後藤は「日本のみなさんにささげるトライになった。でも目指しているのはメダル。それまで気が抜けない」。金メダルまで突っ走る。

最終更新:8月11日(木)17時56分

東スポWeb