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【サッカー】手倉森ジャパン敗退 崩れた「必勝ルーティン」

東スポWeb 8月11日(木)17時3分配信

【ブラジル・サルバドル10日(日本時間11日)発】リオ五輪サッカー男子の手倉森ジャパンは1次リーグB組最終戦のスウェーデン戦で1―0と勝利したが、2位コロンビアに勝ち点で届かず8強進出を逃した。今大会はミスを連発し、チームの歯車がかみ合わず屈辱の1次リーグ敗退につながった。その裏には想定外のアクシデントに対応できない精神面の弱さがあった。

 1次リーグ突破のために必勝を期す日本はMF南野拓実(21=ザルツブルク)とMF大島遼太(23=川崎)を先発起用。2人を中心に序盤から果敢に攻撃を仕掛けていく。そして後半20分、左サイドから大島が中央へ送ったクロスにMF矢島慎也(22=岡山)が合わせて待望の先制ゴール。虎の子の1点を守備陣が必死に守り抜き、日本はついに今大会初白星を手にした。

 しかし、2位のコロンビアがグループ首位突破を決めメンバーを落としたナイジェリアに2―0で勝利し万事休す。日本は勝ち点4の3位に終わり決勝トーナメント進出を逃した。

 無念の敗退となった日本だが、普段通りのプレーができれば1次リーグ突破は十分可能だった。初戦の相手ナイジェリアはトラブル続きで試合7時間前に現地入りしたが、日本は守備陣がミス連発で大量5失点。2戦目もDF藤春広輝(27=G大阪)のオウンゴールなどでドローに終わった。チームは明らかに浮足立っていた。

 なぜ手倉森ジャパンは平常心を失ったのか。最大の誤算はFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)の招集断念だ。大会直前にクラブ側が一方的に久保の派遣をドタキャン。急きょ日本サッカー協会の霜田正浩ナショナルチームダイレクター(49)がクラブのあるスイスに飛ぶなどドタバタ劇を展開した揚げ句、招集はかなわなかった。

 手倉森誠監督(48)は「こだわり過ぎたかな。この世代のエースと思い過ぎ、縁がなくなった気がする」と後悔を口にする。ヤングボーイズの状況は日本出発前から把握しており最悪の事態も想定できた。だが久保にギリギリまで執着してしまい、そんな監督やスタッフの狼狽が選手に少なからず影響を与えたのだ。指揮官が大事にしてきた必勝のルーティンが崩れたダメージも大きい。

 チームには専属シェフとして西芳照氏(54)が同行し、日本同様の食事を提供してきた。しかし国際オリンピック委員会の管轄下に入るマナウス移動後は、大会規定のため西氏はチームが宿泊するホテルの調理場に入れなかった。そのため初戦前日には“勝負メシ”のうなぎを食べられず、試合後も恒例のカレーが食卓から消えた。

 一連の事態にチーム全体に動揺が生じ、選手のプレーにも影響。集大成の舞台で精神面のひ弱さが露呈してしまった。

最終更新:8月11日(木)17時57分

東スポWeb

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