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壇蜜に見る、橋本マナミ“脱・愛人”成立のシナリオ

オリコン 8月13日(土)8時40分配信

 “愛人にしたい女No.1”としてブレイクした、女優でタレントの橋本マナミ。女優としてはこれまで『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)の不倫に溺れる女性役を筆頭に、『ナポレオンの村』(TBS系)では市長の怪しげな秘書役など、自身のキャラクターを彷彿とさせる役柄を演じることが多かった。だが、現在出演中のNHK大河ドラマ『真田丸』では悲運に見舞われる美女・細川ガラシャを好演。『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)では妹思いの姉を、7月公開の初主演映画『全員、片想い/イブの贈り物』では年下青年との純愛ラブストーリーを演じ、“脱・愛人キャラ”の予感を漂わせている。固定化されたイメージは女優にとって強みになる一方、足かせになることも。この流れをひとつのターニングポイントとして、息の長い女優となるにはどうすれば良いのか? ここで注目したいのが、同じキャラクターでブレイクした先人であり、ライバルとして語られることの多い壇蜜。その魅力を活かしつつ、徐々に文化人系タレントへとシフトした壇蜜の成功事例を挙げながら、女優・橋本マナミの今後を占う。

【写真】“寝そべる”だけで色気あふれ出す橋本マナミ

◆同じ愛人キャラでも、“まったく異なる”橋本マナミと壇蜜

 橋本の芸歴は来年で丸20年。13歳の時に『第7回 全日本国民的美少女コンテスト』で演技部門賞を受賞し芸能界入りした。長い下積み時代を過ごし、売れなかった頃は1食約6円の極貧生活を過ごしていたという。はじめは清純派として活動していたが、彼女が出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)によれば、27歳の時に事務所に直訴し、セクシー路線に変更。12年に現事務所に移籍し、29歳で“愛人キャラ”を打ち出してブレイクした。同番組によれば、この時、母親からは「どこを目指しているの!?」と怒られたそうだが、彼女の覚悟が功を奏し現在はグラビアだけでなく、女優、バラエティタレントとしても花開いている。

 一方、12歳の頃のあだ名が“愛人”だったという壇蜜は、多趣味多才としてお馴染み。過去に彼女が出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)によれば、英語の教員免許を取得した後、和菓子店を開店するために調理師免許を取得。しかしその店の出資者が急死してしまい、「人間にとって死とは?」と考えるようになったという。そこで遺体衛生保全士資格を取得。銀座のクラブでホステスとしても働くなど、さまざまな人生経験を積んだ後に28歳で芸能界デビュー。遅咲きのグラビアクイーンとして名を馳せ、バラエティタレント、女優として現在も幅広く活躍。その人柄と才能でNHK御用達のタレントになるなど、華麗なイメージチェンジを果たした。

 橋本と壇蜜の共通点といえば、共に“愛人キャラ”でブレイクし、同じ東北地方の出身ということ。また大人びた雰囲気から若い頃は老けて見られがちだったことなどが挙げられるが、「実は2人はそんなにキャラ被りはしていないんです」と語るのは、某エンタメ誌ライター。

 「違いで言えば、橋本さんが“見せる色気”なのに対し、壇蜜さんは“感じる色気”であること。そのほか壇蜜さんは知識や文才、トークの才能もある。これにより“愛人キャラ”を極めながらも本来の“才女”を小出しにし、“エロスと知性”という強みを活かして文化人的方面へ進出しました。自分の最も大切な部分で決して媚びない姿勢から、男性だけでなく、カルチャー系の女性からもウケが良いのも、上手にシフトチェンジできた理由でしょうね」(同)

◆本来の姿をさらけ出すことが、さらなるブレイクの鍵に?

 改めて橋本の“強み”を考えてみると、まず挙げられるのが持ち前のルックスと経験だという。「身長168cmの橋本さんの女優としての佇まい、絵映りはバツグン。そのほか、20年にわたる芸歴による経験や人脈も非常に大きな強みになります。現在、大河ドラマで演じているガラシャのように系統の違う役を演じた時に生まれるギャップも目を見張るものがある。ですがよくよく考えると、彼女は遅咲きでかなりの苦労人なんです。つまり彼女にはそもそもガラシャに通じる部分があった。愛人的役からシフトして、内に秘めた本来の姿とダブる役やカラーの違う役をとことん極めることで、女優としてさらに化ける可能性は十分にある。そこで必要になるのが演技力なので、まさに今が勝負どきでしょう」(同)。

 バラエティや芸能イベントなどでは、依然として天真爛漫な“愛人キャラ”を貫く橋本。胸を張って活動してはいるものの、そのイメージばかりが浸透することに戸惑いを感じることもあるというが、やり方次第では、それもまた強みに。「彼女のバラエティタレントと女優としてのギャップも大きな魅力です。以前出演した『有吉反省会』(日本テレビ系)で自室が汚部屋であることを明かした際、ネットは大いに盛り上がりました。今は愛人キャラが先行しているかもしれませんが、徐々に“素顔”をさらけ出していければ、男性のみならず女性ファンも増えていくのではないでしょうか」(同)

 今や女優でも、バラエティなどとの兼業や副業は当たり前。素をさらけ出して、壇蜜が文化方面へシフトしたように、橋本も本来の自分自身の姿や苦悩、葛藤、欠点を開放した上で、女優業やタレント業に打ち込んでいくことができれば、華麗なるイメチェンと共にさらなる活躍の扉が開くかもしれない。

最終更新:8月13日(土)8時40分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。