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猛暑で季節商品好調 アイス工場稼働時間倍に 佐賀

佐賀新聞 8月11日(木)11時13分配信

 記録的な暑さが続き、佐賀県内の小売店で季節商品が好調な売れ行きを見せている。エアコンは前年実績の1・4倍と急伸し、飲料水やアイスクリームも同30%の大幅増。お盆明けまで35度を超える猛暑日となる予想が出ているだけに、「涼」を求める特需はしばらく続きそうだ。

 「出費は痛いけれど、暑すぎる夜が耐えられない」。佐賀市のエディオン佐賀本店を訪れた男性は、リビングと寝室だけでなく子ども部屋にも設置しようと約10万円のエアコンを購入した。

 同店では、6月のエアコンの販売台数が前年比1・4倍と大きく伸び、7、8月も二桁増で推移している。売れ筋はセンサーで人を感知して温度を調節する高機能タイプ。リビング用で20万円超と高額だが、消費電力が抑えられると人気を呼ぶ。イオン佐賀大和店(同市)も7月からエアコンの購入客が急増し、「人気商品は在庫が足りない」とうれしい悲鳴を上げる。

 竹下製菓(小城市)は3月に販売を始めた氷菓「つぶみかん」に想定以上の反響があり、工場の稼働時間を通常の倍の16時間にして対応している。売り上げの15%を占めるまで成長し、「猛暑になると乳成分を入れたアイスより、氷が好まれる。ミカンの粒を入れたかき氷のような新製品を、暑さが後押ししてくれた」と担当者。「ブラックモンブラン」「ミルクック」といった定番品も堅調で、7月の県内出荷量は前年比20%増だった。

 九州を中心にディスカウント店224店舗を展開するダイレックス(佐賀市)は、アイスや飲料水の売り上げが前年比20~30%増に。海水浴グッズも好調で、併設のドラッグストアでは7月から日焼け止めの販売が急増している。8月に入っても購入客は絶えず、「昨年よりも20%近く増えそう」と手応えを口にする。

 佐賀地方気象台によると、県内には太平洋高気圧の張り出しにより、最高気温が36度となる予想が17日まで出ている。例年、10日以降は気温が下がっていただけに、小売店の担当者は「熱くなれば消費も動く。盆過ぎまで勢いが続けば」と期待を込める。

最終更新:8月11日(木)11時13分

佐賀新聞