ここから本文です

おそ松さん会いに唐津へ 「さが松り」コラボ企画盛況

佐賀新聞 8/11(木) 11:24配信

限定グッズ求め8000人超

 佐賀県が仕掛けている誘客イベント「さが松り」で、全国から多くの若い女性が唐津市を訪れている。テレビアニメ「おそ松さん」とのコラボ企画で、アニメの人気そのままに開始から2週間で京町商店街の限定グッズショップには予想を上回る8千人超が訪れ、週末には市中心部や虹の松原で街歩きする姿を見かける。イベントは28日までで、11日から新グッズも発売する。

 おそ松さんは赤塚不二夫原作のギャグ漫画「おそ松くん」のリメーク版で、20代に成長した六つ子(全員無職)を描いている。観光客に魅力を聞くと「くだらなくて何も考えずに見られる」「絵はかわいいのにやっていることがゲスい」。はちゃめちゃな物語が若者を捉えているようだ。

 原作では同じ性格に見えた六つ子が、強烈な個性を放っているのもヒットの一因。熱心なファンはイチ押しの子がいて、「次男のカラ松は青」「四男の一松は紫」とイメージカラーの服やグッズを身につけ、歩いている。

 スタンプラリーのポイントなどには六つ子の描き下ろしイラストがお目見えしている。きざなカラ松は虹の松原の松の枝を口にくわえたりと、唐津の豊富な観光素材を身にまとい、佐世保市の会社員の山口美和子さん(26)は「本当にこの子たちが唐津にいるみたい」と喜んでいた。

 虹の松原内にあり、名物松原おこしの麻生本家もスタンプラリーのポイントの一つで、来店者は通常の20倍に。コラボ商品のおこしは京町のショップだけの販売だが、五男の十四松つながりで14個入りが売れるなど反響の大きさにびっくり。同店の麻生有陵(あや)さん(42)は「普段は年齢層が高く、若者が松原に来るだけでありがたい」と店を挙げて歓迎している。

 県は昨年12月から同市呼子町で、イカが主人公の人気ゲーム「スプラトゥーン」ともコラボした。同町の限定グッズ店には2カ月で1万3577人が来店した。この実績を基に、今回は今月28日までの35日間で1万人を目標にしていたが、2週間で8千人と想定以上のハイペース。きょう11日には、ファン垂ぜんのキーホルダーや缶バッジが発売になり、初日のような混雑も予想されている。

 さが松りは話題の企業やコンテンツとコラボして佐賀県の魅力を発信する「サガプライズ!」の一環で、県の出費は2500万円。東京での先行イベントなどが全国ニュースに取り上げられるなど広告宣伝費だけで「億単位の効果はある」(県担当者)という。来場者がSNS(会員制交流サイト)でも話題にしている。

 県広報広聴課東京オフィスの中島いずみ副主査(30)は「コンテンツの力がこれだけ人を呼び寄せる。おそ松さんがきっかけとなり、佐賀のファンになってもらえれば」と話している。

最終更新:8/11(木) 11:24

佐賀新聞