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世代交代が近づく空中給油機、嘉手納での物語はいつまで続くのか

ニュースイッチ 8/11(木) 9:44配信

目立つ防衛装備品で自衛隊と米軍の一体運用

 「ほら、これを見てよ。針が振れてないだろ? いつものことなんだ。だから、こうして使うのさ」―。米軍の将校はそう言って笑いながら、さびが浮いた旧式のアナログメーターをコンコンとノックしてみせた。

 沖縄本島の中央部に横たわる米軍嘉手納基地。正門前の国道の喧噪(けんそう)を感じさせない奥まった一角に、最前線の空軍部隊が展開している。意外なようだが、必ずしも新鋭の装備ではない。その代表格が空中給油機の「KC―135」。

 ジェット旅客機時代を切り開いたボーイング707の兄弟機で、配備は1957年。すでに現役60年目だ。コックピットに限らず、操作系統はすべてアナログ仕様。主任務である空中給油は、戦闘機などの燃料口にブーム(給油竿(かん))を目視で差し込む。

 「日本では給油の時にコンピューター操作を取り入れているようだけど、我々はすべて手作業だ。難しいが、もう何十年もやってきたことだから問題ないよ」とベテラン操作員は胸を張る。

 本国では最新鋭の「KC―46A」への置き換えが始まっている。「いずれカデナにも来るが、いつになるかな」。旧式機の黒ずんだボディーをいたわるようにさする将校の横顔が、どこか町工場のおやじさんに見えた。

<沖縄と日米関係>

 3月に安全保障関連法が施行され、今年度予算案で防衛費が初めて5兆円を突破した。防衛装備品で自衛隊と米軍の一体運用をにらんだ装備も目立つ。新型の空中給油機「KC―46A」の選定は、安保法の施行で可能になる自衛隊による米軍機への空中給油をにらんだもの。垂直離着陸輸送機「オスプレイ」や早期警戒機「E2D」の購入も日米一体の離島防衛やミサイル防衛が念頭にある。一方で国と沖縄の関係改善はなかなか進まない。安倍政権で沖縄問題は菅官房長官が主に担ってきたが、稲田朋美新防衛大臣がどのように向き合うのか注目される。

最終更新:8/11(木) 9:44

ニュースイッチ

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