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<米軍ヘリパッド>警察が「牛歩」で市民抑止 地元生活にも影響

沖縄タイムス 8/11(木) 5:10配信

 沖縄県の東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設問題で、警察は10日、反対する市民の車を押さえ込むため、わざと低速で車を走らせた。市民が工事車両を阻止する「牛歩戦術」と同じ行動。高江集落の出入り口を含め3カ所で通行止めも行い、市民側との攻防は地元の生活を巻き込んで激化している。

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 福岡、沖縄両県警の車両最大3台が、直線で約3キロしかない高江集落から北部訓練場メインゲートまでを、午前8時半から約40分間かけて走った。建設資材の砂利を積んだダンプが先行していて、阻止しようとする市民の車を近付けない狙いがあったとみられる。

 時速はほぼ5キロ以下。徒歩で追い付いたネット中継「IWJ」のスタッフが撮影を始めると速度を上げ、引き離すと低速に、ということを繰り返した。スタッフの阿部洋地(ひろくに)さん34は「都合が悪いから撮影されたくなかったのだと思う」と苦笑した。

 高江集落から県道70号に出る交差点は午前7時半ごろから15分ほど通行止めに。巻き込まれた通勤の住民らの抗議を受け、解除された。

 仲嶺久美子区長は建設反対の立場は変わらないとしながら、「いつまでこんなことが続くのか。抗議運動の支援者も警察も、ここで人が暮らしていることを理解してほしい」と訴えた。警察に対し、東村役場を交えた協議を申し入れた。

 ほかに新川ダム入り口、メインゲート前が一時通行止めにされた。

最終更新:8/11(木) 14:15

沖縄タイムス