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沖縄県内で初のマダニ感染症を確認 森や草地に入る際は対策を

沖縄タイムス 8/11(木) 12:50配信

 沖縄県健康長寿課は10日、中部保健所管内に住む60代男性が、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)に感染したと発表した。県内でSFTS患者が確認されたのは初めて。国内では2013年の初確認から今年7月27日までに、西日本を中心に203人が感染し、うち48人が死亡。致死率は6・3~30%とされる。同課はマダニが生息する森や草地に入る際は肌の露出を減らし、防虫スプレーを使うなど感染対策の徹底を呼び掛けている。

 同課によると、男性は7月27日に発熱や全身の倦怠(けんたい)感などを訴え医療機関を受診した。その日は帰宅したが2日後、緊急搬送され入院。左太ももの付け根の腫れや両太ももの筋肉痛、体幹の赤みなどの症状もあり、県衛生環境研究所や国立感染症研究所の検査でSFTSの病原体遺伝子が検出された。

 男性に県外旅行歴はなく、本島内で感染したとみられる。男性は8月10日現在も入院中だが、快方に向かい近く退院予定。

 SFTSは09年ごろから中国で報告され、マダニに刺されることのほか、患者の血液や体液との接触で感染。食欲低下や意識障害などの症状が現れることもある。同課は、潜伏期間とされる6~14日後に発熱などの症状が出たら、医療機関を受診するよう促している。

最終更新:8/11(木) 12:50

沖縄タイムス