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庁舎整備、8割が津波重視

紀伊民報 8月11日(木)16時46分配信

 和歌山県田辺市長の諮問機関「庁舎整備方針検討委員会」が市庁舎の整備について市民にアンケートした結果、8割強が「津波・洪水」対策を重視していた。利便性に関する意見も多かった。

 検討委が10日に公表した。市役所本庁舎(新屋敷町)と市民総合センター(高雄1丁目)の2カ所は、巨大地震で倒壊や津波浸水の恐れがあり、早急な対策が求められている。調査は検討委が参考にするため、2~3月、18歳以上の男女3千人に郵送し、庁舎の利用頻度や現状、重視する機能などで意見を聞いた。1354人が回答した。

 庁舎整備で重視する項目は、「津波や洪水による浸水からの安全性の確保」が83・6%で最も多かった。次いで「耐震性の確保」が57・9%。また「車での来庁のしやすさ」も45・8%、「庁舎分散の解消」が32・3%と多かった。

 市役所で重視する機能は、「防災拠点」66・5%、「住民サービス」64・9%、「相談」52・3%と基本機能が大半を占めた。「地域振興」も26・0%と期待する声が多く、「市民交流」の11・4%を大きく上回った。

 最近、5年間で本庁舎を訪れたことがある人は77・5%。頻度は年に3~4回程度が43・8%、年に1回程度が37・3%だった。市民総合センターも64・1%が訪れていて、頻度は年に1回程度が43・2%、年に3~4回程度が35・2%だった。交通手段はいずれも9割近くが自家用車かバイクで、公共交通の使用はほとんどなかった。

最終更新:8月11日(木)16時46分

紀伊民報