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[MOM390]日本体育大MF渡邊龍(2年)_「自分が取る、自分が…」、誓いのMFが1G1A

ゲキサカ 8月11日(木)6時16分配信

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.10 総理大臣杯準々決勝 早稲田大 0-3 日本体育大 ヤンマーフィールド]

 2年生MFが仕事を果たした。指揮官からは「フィニッシュがね……」と厳しく言われてきたが、この日はチャンスを逃さなかった。日本体育大のMF渡邊龍(2年=FC東京U-18)が1得点1アシストの活躍でチームの3-0勝利に貢献した。

 チャンスが巡ってきたのは、準々決勝・早稲田大戦。0-0の前半36分だった。日本体育大が立て続けにサイド攻撃を繰り出すも、相手に跳ね返される。しぶとく押し込み続け、PA左で拾った渡邊がシュートを放つ。相手GKに弾かれたが、自ら拾って浮き球を入れると、中で待ち構えていたFW平川元樹(2年=札幌U-18)がヘディングシュートを決めた。

 「中は見えていなかったので。あの辺かなという感覚で入れました。本当に(決めてくれて)ありがとうという感じでした」。1-0と先制に成功した。この時点でアシストした渡邊は先のことを考えており、「次は絶対に自分が取る、自分が取る」という得点への貪欲な思いでいっぱいだったという。

 チームは1点のリードで迎えた後半13分に追加点。そして2分後の後半15分、渡邊にチャンスがやってきた。右サイドを上がったMF川戸大樹(4年=神戸U-18)がクロス。PA左に走り込んだ渡邊は冷静に右足を振りぬいた。

「いつも練習後に練習している形だったので、自信を持ってイメージ通りに、相手の股が空くのを待ってから打ちました」。狙い澄ました低い弾道の一撃は、相手の股間を抜くとゴールネットを揺らした。

 「点を取って、チームを楽にさせたい」。その一心で走り抜いたMFは5分後の後半20分に交代した。「足がつるまでやろうと、みんなでやっているので。今日も(交代のときには)結構限界でした」。仕事を果たし、完全燃焼しての悔いない交代だった。チームはそのまま3-0で勝利。準決勝へ駒を進めた。

 1得点1アシストと結果を残したMFについて、日本体育大の鈴木政一監督は「もっとフリーな状況もあるんだけれど、外してしまう。1-0で勝っていて、決めてくれたら2-0で楽になるけれど、そういう決定的なチャンスをあいつは外してしまう。今までいまいちだった楔は良くなったんだけど、ただフィニッシュがね……ずっとビッグチャンスを決めてなかった」と言いつつも、「やっとですよ」と2年生MFの“目覚め”を喜んだ。

 1回戦に続くゴール、そして今試合では1得点1アシストも記録したが、渡邊は満足していない。「でも、もっと守備のところを頑張らないと。守備が課題といわれているので」と冷静に自身を見つめた。

 日本体育大はこれで19年ぶりの4強入り。15年ぶりの夏の全国大会で上々の結果だ。それでも渡邊はまだまだ勝ち進むつもりでいる。というのも“後輩たち”が日本一を獲ったからに他ならない。

 先週行われたクラブユース選手権(U-18)で渡邊の出身であるFC東京U-18が優勝した。自身が高校3年生だったときの高校1年生が、最上級生となっての戴冠だ。「だいぶ刺激になりました」と“弟分”の活躍に笑顔を浮かべたMFは「関わった代ですし、自分たちは2位だったので、この代で優勝してくれて嬉しかったんです。でもやっぱり羨ましいなとも思います」と話す。

 まだ日本一になった後輩たちとへ連絡は取っていないが「ここで優勝して、自分も(タイトルを)取ったよと、そこで連絡したいです」。日本体育大の一員として、後輩たちを前に胸張って“大学日本一”を報告をする日を誓っていた。

最終更新:8月11日(木)6時16分

ゲキサカ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。