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債券上昇、欧米金利低下や日銀買いオペ実施で-午後は超長期債に買い

Bloomberg 8月10日(水)8時17分配信

債券相場は上昇。前日の海外市場で欧米金利が低下した流れを引き継いだほか、日本銀行が今月4回目となる長期国債買い入れオペを実施したことも相場の支えとなった。午後からは超長期国債を中心に買い圧力が強まり、イールドカーブ(利回り曲線)の平たん化が進んだ。

10日の長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比7銭高の151円60銭で取引を開始。いったんは横ばいの151円53銭まで伸び悩んだものの、午後の取引後半にかけて一段と買いが強まった。一時は151円74銭まで上昇し、日中取引ベースで3日以来の高値を付けた。結局は17銭高の151円70銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を1ベーシスポイント(bp)下回るマイナス0.095%で始まった後、下げ渋る場面があったものの、超長期債利回りの下げ幅が拡大したのを受けて買いが強まり、5日以来の低水準となるマイナス0.105%を付けた。

超長期債は午後に入って大幅高。新発20年物157回債利回りは0.26%、新発30年物51回債利回りは0.38%と、ともに4.5bpまで低下する場面があった。新発40年物9回債利回りは一時6bp低い0.45%に低下し、イールドカーブの平たん化を一気に強めた。

野村証券の中島武信クオンツ・アナリストは、「昨日の30年債入札が普通に終わって不安感が解消したことが大きい。月末までに20年債入札が残っているものの、きょうは超長期債に押し目買いが入っている」と説明した。

中期債も堅調。この日は、新発5年物128回債利回りは0.5bp低いマイナス0.195%、新発2年物367回債利回りは1.5bp低いマイナス0.205%まで低下する場面があった。

JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、「短い年限がしっかりで金利が低下している」と指摘。ただ、日銀が9月の決定会合で行う総括的な検証をめぐっては、市場観測は、「量的緩和に関する議論がまとまりづらい中で、買い入れを増やすのか減らすのか両方の意見が錯綜(さくそう)している。産経新聞の報道も伝えられている。当面は不安感が続くだろう」と語っていた。

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最終更新:8月10日(水)16時2分

Bloomberg

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