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米国債(10日):入札好調、海外需要旺盛で-バブル警鐘に耳貸さず

Bloomberg 8月10日(水)12時23分配信

10日の米10年債入札では、世界の投資家からの需要が引き続き高いことが示された。

10年債入札(発行額230億ドル)の最高落札利回りは1.503%と、過去4年で最低となったものの、中央銀行や投資信託など間接入札者からの需要が過去最高に近かった。前日の3年債入札でも購入意欲が強く、需要は年初来で最も強かった。この日の米国債相場は10年債入札後に上げ幅を拡大し、世界的な債券高につれる格好となった。

日本や欧州が前例のない金融緩和を実施しているため、ビル・グロース氏やジェフリー・ガンドラック氏ら投資家は債券市場にバブルが発生していると警告しているが、需要は強い。債券購入などこれら中央銀行の政策の影響で投資資金は利回りを求めて米国債に流れ、利回り上昇を抑制している。世界では9兆ドル近くのソブリン債の利回りがマイナスになっている。

CIBCワールド・マーケッツのマネジングディレクター兼米国債トレーディング責任者、トム・トゥッチ氏(ニューヨーク在勤)は「大局的に見れば、金利が適正水準にないという意味でバブルが形成されているとの指摘はあるだろう。しかし、中銀が継続的に市場から供給を吸い上げている場合、金利が大きく上昇するのは非常に難しい」と指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.51%。同年債(表面利率1.625%、2026年5月償還)価格は101 1/16。

先月の入札では、間接入札者の落札に占める割合が約54%と2015年1月以来の低水準となったが、今回は約72%に戻った。一方、プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)の比率は20%。前回は38%だった。

米国債は英国債の上昇に追随した。量的緩和を拡大しているイングランド銀行(英中銀)が実施した国債買い入れオペでは、応札倍率が4.71倍だった。9日の国債買い入れでは目標に届かなかった。

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最終更新:8月11日(木)6時46分

Bloomberg

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