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北朝鮮 今年約60人を公開処刑=恐怖政治強化か

聯合ニュース 8月12日(金)6時30分配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮事情に詳しい消息筋は12日、北朝鮮当局が今年、約60人の住民を公開処刑したと明らかにした。金正恩(キム・ジョンウン)政権発足後の年平均の処刑者数(約30人)より2倍多いという。

 同消息筋は北朝鮮当局が住民の公開処刑を増やしていることについて、「制裁の影響で経済難が続き、相次ぐ『戦闘』(70日戦闘・200日戦闘)や無理な上納金の強要で住民の不満が高まり、公開処刑を住民を統制する手段として活用している」との見方を示した。

 北朝鮮当局は北朝鮮脱出住民(脱北者)を体制を脅かす危険要素と認識し、脱北者の家族や脱出ブローカーを随時に公開処刑しているもようだ。

 北朝鮮内部の消息筋によると、北朝鮮当局は今年2月初旬、脱北者の家族やブローカー数十人を逮捕し「スパイ」の罪で処刑、4月には両江道・恵山で金と受け取り、脱北を手助けしたブローカー約10人を銃殺した。

 また、4月に両江道・恵山で韓国の映画やドラマなどを視聴した住民数人を銃殺し、7月には江原道・元山などで麻薬の使用した住民や売人など約10人を処刑した。北朝鮮の住民らは「映像視聴のような一般犯罪者まで処刑することは厳しすぎる」「恐怖政治のため、怖くて生きられない」などと不満を募らせているという。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は今年3月、住民に自由時間を与えると金を儲ける考えや社会への不満ばかりが募るため、統制を強化するよう指示したとされる。これを受け、北朝鮮当局は6月1日から12月17日を「200日戦闘」と定め、住居地を離脱した住民を逮捕し、強制労働に投入しているという。

 別の消息筋によると、金委員長は職場を無断に離脱する住民は党と軍隊、国の秘密を中国や韓国などに流す犯罪者で、こうした者を制圧することが北朝鮮を守る重要な事業と強調したという。

 国際社会の対北朝鮮制裁の影響で人道支援などがなくなったのに加え、内部の財源も不足しており、住民を取り締まる組織「3・12常務」が職場や居住地から離脱した住民を逮捕し、強制労働に投入する活動を再開したとみられる。

最終更新:8月12日(金)6時36分

聯合ニュース

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。