ここから本文です

日本空港ビル、爆買い沈静化で純利益25.3%減 16年4-6月期

Aviation Wire 8月12日(金)18時5分配信

 羽田空港国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)の2016年4-6月期連結決算は、純利益が前年同期比25.3%減の18億1600万円だった。訪日外国人による「爆買い需要」が沈静化傾向にあることから減少した。

 売上高は488億9600万円(前年同期比1.0%増)、営業利益は17億2400万円(40.7%減)、経常利益は26億9400万円(24.0%減)の増収減益となった。

 羽田の国内線旅客は前年同期をわずかに上回った。免税店などを運営する羽田国際線ターミナルや成田空港、関西空港などの国際線旅客が訪日外国人が増加。2016年上期(1-6月)で初となる1000万人超えを達成し、過去最高の1171万人を記録している。

 セグメント別では、家賃収入など施設管理運営業は、一般貸室の増加などで前年同期を上回った。施設利用料収入は、旅客数増に伴う国内線旅客取扱施設利用料の増加により前年同期を上回った。営業収益は128億1600万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は修繕費の増加などで12億9900万円(13.0%減)となった。

 物品販売業は、国内線の売店売上は前年同期をわずかに上回った。国際線については成田と関西での「爆買い」からの反動減が大きく、空港型市中免税店「ジャパンデューティーフリー ギンザ」の開業に伴う増収はあったものの、前年同期を下回った。営業収益はの営業費用増322億4500万円(1.5%減)、営業利益は市中免税店の営業費用が増加し、16億6900万円(38.3%減)となった。

 飲食業は、国内線航空旅客数の増加などで、飲食店舗の売上が前年同期をわずかに上回った。また、機内食売上も顧客である外国航空会社の増便や新規取引などで前年同期を上回った。営業収益は50億7300万円(9.6%増)、営業利益は3200万円(19.1%増)となった。

 2017年3月期通期の連結業績見通しは据え置く。売上高が2016年3月期比8.3%増の2210億円、営業利益が14.1%増の129億円、経常利益が14.2%増の156億円、純利益が25.1%増の111億円となる見通し。年間配当は、3円増配の1株36円を想定している。

Yusuke KOHASE

最終更新:8月12日(金)18時5分

Aviation Wire