ここから本文です

2016年国内IT市場規模は14兆7,973億円、前年比ほぼ横ばい

リセマム 8月12日(金)17時45分配信

 IT専門調査会社IDC Japanは8月12日、2016年~2020年の「国内製品別IT市場予測」を発表した。2016年の国内IT市場規模は14兆7,973億円で、前年比成長率は0.2%。ソフトウェア市場やITサービス市場における成長が見込まれている。

IDC Japan

 2016年~2020年の「国内製品別IT市場予測」は、2016年第1四半期(1~3月)の実績と、最新の景気動向などに基づき予測。2016年の国内IT市場規模は14兆7,973億円、前年比成長率は0.2%と予測されている。

 そのうち、2016年の国内ハードウェア市場規模は6兆3,538億円で前年比成長率マイナス3.1%、国内ITサービス市場規模は5兆5,003億円で前年比成長率2.1%、国内パッケージソフトウェア市場規模は2兆9,432億円で前年比成長率4.4%と予測。ソフトウェア(パッケージソフトウェア)市場やITサービス市場が堅調な伸びを示す一方で、エンタープライズネットワーク機器を除くすべてのハードウェア製品市場がマイナス成長となるため、IT市場全体としては前年比ほぼ横ばいと見込まれている。

 また、国内IT市場に国内通信サービス市場を加えた国内ICT市場の2016年の市場規模は25兆4,960億円で、前年比成長率は0.2%と予測されている。

 2015年~2020年の国内IT市場の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は0.8%、国内ICT市場のCAGRはマイナス0.3%。東京オリンピックが開催される2020年の国内IT市場規模は15兆4,007億円、国内ICT市場規模は25兆1,630億円と予測されている。2020年は東京オリンピックの開催により景気が上向く期待が持たれているが、2020年1月にサポート終了を迎えるWindows 7の更新需要増が2019年に見込まれており、その反動で国内IT市場では大幅なマイナス成長が予測される。

 アメリカでもPC市場は縮小傾向にあるが、第3のプラットフォーム市場関連の投資増によりソフトウェア市場などでそれを上回る成長が予測されている。一方、国内では現状のIT戦略が続くと、オリンピック開催という景気の上昇時期においても、縮小傾向にあるPC市場のマイナス成長を上回る第3のプラットフォーム関連の戦略的投資増は期待できない状況にあるという。

 IDC Japan ITスペンディング グループマネージャーの廣瀬弥生氏は「ITサプライヤーは国内市場において第3のプラットフォームを活用した戦略的IT投資を増加させるために、ITプロフェッショナル(ITユーザー企業)に対しデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していくべき」と分析している。

《リセマム 外岡紘代》

最終更新:8月12日(金)17時45分

リセマム