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【英国】パウンドランドが買収案受け入れ:シュタインホフ、欧州で地位向上へ

NNA 8月12日(金)9時0分配信

 1ポンドショップの英パウンドランドは11日、南アフリカの家具製造・販売会社シュタインホフ(Steinhoff)・インターナショナル・ホールディングスの新たな買収提案を受け入れると発表した。欧州での存在感を高めたいシュタインホフは、今回が最終案になると強調した上で、提示額を従来の5億9,700万ポンドから6億1,000万ポンドに引き上げていた。
 
 新たな提案では、シュタインホフはパウンドランド株1株当たり225ペンスに加え、最終配当として2ペンスを支払う。これは同社株を最初に取得した6月14日の前日終値に43.4%のプレミアムを上乗せした水準。パウンドランドの取締役会は、株主に取引に応じるよう勧める方針を示している。
 シュタインホフはパウンドランドの大株主で、既に23.6%を出資する。最初の買収案を提示した数時間後、アクティビスト・ヘッジファンドの米エリオット・アドバイザーズがパウンドランド株の買い増しを進め、現在の出資比率は17.5%に上る。買収成立には、シュタインホフを除く4分の3以上の株主(議決権ベース)が取引に応じる必要があったことから、シュタインホフはエリオットを納得させる好条件を提示したとみられる。
 エリオットは物言う株主として、数々の買収案件で条件引き上げを迫ってきた。7月には、ビールで世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ、ベルギー)が、2位の英SABミラーに対する買収額を、従来から80億ポンド上乗せし、790億ポンドに引き上げたが、この際にもエリオットの働き掛けがあったとされている。
 パウンドランドは英国、アイルランド、スペインで900店舗超を展開する。従業員数は約1万8,000人。同社は2014年に上場したものの、その後は業績悪化のほか、ポンド高や同業99pストアズの買収などを背景に株価が大きく下落。昨年は13.5%の減益に沈んでいる。
 一方のシュタインホフは、ベッド販売ベンソンズ・フォー・ベッズ(Bensons for Beds)や家具販売ハービーズ(Harveys)を含む小売り40ブランドを30カ国で展開。今年に入って、カタログ販売のアーゴスとDIY(日曜大工)チェーンのホームベースを抱える英ホーム・リテール・グループや英家電販売大手ダルティ(旧KESAエレクトリカルズ)に相次ぎ買収を提案。いずれも争奪戦に敗れた。[M&A]

最終更新:8月12日(金)9時0分

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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