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DSMはドライバーを「見る」から「診る」へ…デンソー技術開発説明会

レスポンス 8月12日(金)12時0分配信

デンソーの安全への取り組みは、事故を起こす直前の衝突回避支援や衝突後の乗員保護だけではない。事故を起こす前の通常運転中の対策にも及んでいる。これは、高度運転支援や自動運転にもつながる技術だ。

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この分野でデンソーは、ヘッドアップディスプレイ(HUD)による運行情報や渋滞・事故情報、ルートガイダンスや見えない交差点情報を提供するコックピットシステムなどを研究している。HUDは、ドライバーの視線移動を最小限に、適格な情報を表示させることが重要だ。

カーナビと連動して次にどの車線に入ればいいのか、画像認識と連動して一時停止や規制標識を案内し、センサー情報やクラウド情報から、バイクの接近や交差点で見えない車両の情報をHUDによってフロントガラスに表示することで、安全走行の支援を行う。

他にも「DSM(Dirver Status Monitor)」という車内に設置されたカメラやその他のセンサーによって、ドライバーの注意力、意識、健康状態を監視することで、居眠り運転や危険な状態での運転に警告をだしたりする技術の研究されている。

現在は、主に顔の向きや眠気を検出する技術を研究しているが、同社のDSMは、単にカメラ映像を解析するだけでなく、近赤外線LEDと同カメラも利用して、夜間、太陽光の影響、サングラス装着時など、さまざまな状況でも両目を認識したり、表情を認識したりできるようにしていく予定だ。

表情などドライバーの状態を詳しく解析できれば、プリクラッシュセーフティ機能と連動させたり、音声ガイダンス、警告音や振動でドライバーに伝えたり、他のコンポーネントとの連動や、例えばエアコンの冷風を顔に吹き付けるようなアクチュエーションも考えている。

《レスポンス 中尾真二》

最終更新:8月12日(金)12時0分

レスポンス