ここから本文です

谷繁監督“解任”で中日ファンから「落合!お前が監督やってみろ」の声

東スポWeb 8月12日(金)14時18分配信

 中日・谷繁元信監督(45)の事実上の解任劇で落合博満GM(62)へのバッシングがすさまじい。名古屋市内の球団事務所には「なぜGMは辞めないのか」との抗議電話が多くあり、インターネット上でも同様の書き込みが目立っている。佐々木球団社長らフロントサイドは今のところ静観しているが、そんな中、チーム内では「落合GMの監督復帰しかない」との声が出始めた。

 9日の谷繁監督の事実上の解任劇に球団事務所にはファンから抗議の電話が殺到。球団関係者が「『谷繁監督だけに責任を押しつけて、何で落合GMを辞めさせないのか』との声が、以前の『谷繁監督を辞めさせろ』という声以上にものすごく多い」とこぼすなど、GMへのバッシングはすさまじいものとなっている。また、ネット上でも同様の書き込みが目立っている。佐々木球団社長は「(抗議電話は)それ(GM批判)ばかりではないです」と現段階では静観の構えだが、指揮官の休養を決めた理由を「ファン目線」としていただけに、決して無視できない事態だろう。

 しかしながら、白井オーナーと落合GMが会談した上で谷繁監督休養となったように、GMの球団内での力は決して衰えてはいない模様。佐々木社長が9日の会見で「GMの編成上の責任と言われましても、GMにすべてを任せているわけじゃないので…」とはぐらかしたのも、そんな背景があってのことのようだが、ここへきてチーム内で言われ始めたのが「落合GMが監督に復帰するべき」との声だ。

 この意見は球団への抗議電話の中にもあり、さらにネット上でも飛び交っているが、チーム関係者は「そういうのは関係ない。7月の一件が広まったからだ」と言って、こう説明した。「7月上旬、借金4で首位の広島には10ゲーム差をつけられていた時期に落合GMが『今年もまたBクラスなら谷繁には今季限りで監督を辞めてもらうよ』と周囲に漏らしていたことが谷繁監督の耳に入り、憤慨していたという話が伝わってきたんだ。まずは7月末の補強期限まで、あらゆる手を尽くして優勝のために動かないといけない立場のGMが陰でそんなことを言っていたのか、と聞いた人間はみんな“ひどい話”って言っていた。そもそもGMは昨年『俺なら、この戦力があれば優勝させているよ』と言っていたそうだし、だったらGMがもう1回、監督をやってみればいいんじゃないかって、なっているんだよ」

 渦中の落合GMは10、11日と2日続けてナゴヤドームを訪問。今季はそれまで一度も一軍の試合を現場で視察することがなかったのが一転、球団フロントや首脳陣らと話し合いを持ったり、一軍の試合をチェックしたとみられる。報道陣の問いかけには応じず、車に乗り込んで引き揚げたが、別の関係者は「谷繁監督が休養してからナゴヤドームに顔を出し始めるなんてよっぽど嫌っていたんだろうね」とあきれ口調で話す。

 中日の次期監督は、契約が来年1月で切れる落合GMが残留なら、GMが高く評価している小笠原道大二軍監督(42)の昇格が最有力視され、もしもGM退団となれば、昨季限りで現役を引退したレジェンド左腕・山本昌広氏(51)が候補になるとも噂されているが、今後、どう展開していくのか。佐々木社長は落合GMに監督復帰を求める声が出ていることについて「(球団にファンから)そういう電話は前からもたくさんありました。でも、そんなわけにはいかんね」と苦笑いを浮かべたが、事実上の谷繁監督解任劇は中日内部にも大きな衝撃を与え、波紋が広がっているのは事実だ。

最終更新:8月12日(金)14時35分

東スポWeb

スポーツナビ 野球情報