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【ゴルフ】まるで野生の王国…コースにワニ、カピバラ出た!

東スポWeb 8月12日(金)17時1分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ11日(日本時間12日)発】蚊の代わりにカピバラさんが出た! 五輪で112年ぶりの開催となったゴルフ男子が五輪ゴルフコース(7128ヤード、パー71)で開幕した。日本勢は片山晋呉(43=イーグルポイントGC)、池田勇太(30=日清食品)とも74のラウンドで3オーバー、50位のスタート。メジャーで2度の4位など経験豊富な片山も、コース内をカピバラが闊歩する?五輪独特、リオ独特の雰囲気に苦しめられた。

 112年ぶりの五輪開催は、何から何まで“規格外”だ。大会前はジカ熱を媒介する蚊の存在で、松山英樹(24=LEXUS)ら多数の選手が出場辞退。現地入りしてみれば、あまり蚊はいないのだが、代わりにブラジルに生息する世界最大のげっ歯類、カピバラが現れた。

 成体とみられ、選手にお構いなくのし歩き、池で水を飲む。コース内にはほかにも多数の個体がいるらしく、カピバラからすれば、選手や観客のほうが邪魔者だろう。

 大会前には9番グリーン付近のバンカーにフクロウが巣を作ってすんでいることを本紙が報道し話題となった。この日はフクロウの姿こそ確認できなかったものの、巣も健在。ほかワニなどもおり、五輪コースは“野生の王国”だ。

 さらにゴルフが根付いているとはいえない土地での開催とあって、観客も独特だった。

 ツアーでは禁止されているギャラリーの撮影も自由。広報担当者は「他の種目でも観客は撮影できる。五輪共通のルールです」。アドレス中でもお構いなく、スマートフォンのシャッター音が鳴り続けた。

 ゴルフ取材初体験のカメラマンも多く「バックスイングの途中で何回やられたか。(ルールを)知らないんだから仕方ないけどね」(片山)とあきれた様子だった。しかも「近づいて撮影しようとグリーンに上がってしまうカメラマンもいた。選手はカンカンだったけど、怒られている方は何が悪いのか理解できていない様子だった」(ボランティア)という。

 そんな状況でも1アンダーで折り返した片山だったが、13番パー4ではグリーン左の林に打ち込んだ第2打がロストボールとなり、痛恨のダブルボギー。

 本人は「左足上がりで左からの風…。今でもどう打っていいのか分からない」と振り返ったが、プレーを見守った丸山茂樹ヘッドコーチ(46=セガサミーHD)は「ピンを狙わなくてもいいんだけどね。晋呉があんなミスをするなんて日本だったらあり得ない」。五輪の重圧や雰囲気がわずかな判断ミスを呼び、結果的にそれが大きな痛手となった。

 出発直前にも深夜にドーピング検査を受けた片山は初日のラウンド後にも抜き打ち検査の対象となり「また取られちゃう」と苦笑い。大会期間を通じての検査は「全英オープン」などでも行われているが、日本では最終日のみ実施。片山は最後まで慣れない“五輪スタイル”にペースを乱されっぱなしだった。

最終更新:8月12日(金)18時37分

東スポWeb